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2014-02-28 平成26年第1回定例会(第3日)  本文
2014-02-28 平成26年第1回定例会(第3日)  名簿

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  1. 碧南市議会 2014-02-28
    2014-02-28 平成26年第1回定例会(第3日)  本文


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    2014-02-28 : 平成26年第1回定例会(第3日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(磯貝幸雄) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより平成26年第1回碧南市議会定例会第3日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(磯貝幸雄) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において3番大竹敦子議員及び17番沓名宏議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(磯貝幸雄) 日程第2「平成26年度施政方針」から日程第11議案第20号「平成26年度碧南市病院事業会計予算」までの10案件を一括議題といたします。  昨日に引き続いて総括質疑を行います。  なお、発言の許可は、議事日程表の記載の順といたします。  まず、下島良一議員の総括質疑を許します。 4 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 5 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 6 ◆9番(下島良一) おはようございます。日本共産党下島良一でございます。通告に基づきまして質問を行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  件名1のTPP前提の農政改革について質問をしてまいります。  22日にはシンガポールで環太平洋パートナーシップ協定TPP交渉の閣僚会議が行われ、25日に終わったわけですけれども、関税分野の対立でTPPの合意は先送りとなりました。アメリカは日本の農産物重要5品目の全品関税撤廃を求めており、予断を許さない、こういう情勢だと思います。  一方、安倍首相は、日本の農政改革について、1月22日にスイスのダボスで開かれました世界経済フォーラム年次会議において、40年以上続いた米の減反政策を廃止する、民間企業が障壁なく農業に参入し作物をつくる、需要と供給を人為的なコントロールを抜きにしてつくれる時代がやってくると、このように国際公約をしております。  自民党は選挙で公約をいたしました。農産物の5品目、そして関税分類で586品目の関税維持を行っていく、こういう公約を行いました。今、国内では、JA全中を初めとして農業団体、そして国民は、食料を守れ、こういう声が一層大きくなってきておる、こういうときだと思います。
     そこで、40年続いた米の生産調整、これによって曲がりなりにも米の価格保障は行われてまいりました。そして、水田農業も守ってまいりました。この米の生産調整が減反の廃止によって補助金の削減、こういうことも起きてきておるわけで、この影響についてどうなっていくのかお伺いをしたいと思います。 7 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 8 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 9 ◆経済環境部長(中山 修) 米の生産調整の見直しによりまして、5年後の平成30年産のお米には国からの米の生産数量目標がなくなることが検討されております。  また、補助金の削減につきましても、現在の補助金制度が見直しされる中で、米の直接支払交付金につきましては、平成26年産から半減され、平成29年産までの時限措置となります。  国の予算に関しては、配分の組み替えを行うものでありまして、農家が米以外の作物へシフトするための予算措置となっていると考えております。この中で今までの米への支援である米の直接支払交付金が削減されたものの、国の関連予算が大きく削減されたものではないという理解でございます。 10 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 11 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 12 ◆9番(下島良一) それでは、米の直接支払いの交付金というのは10アール当たり1万5,000円支払われておるわけですけれども、これが半減するということは農家にとってどのように収入が減ってくるのか、交付金の対象農家、米の専業農家、これへの影響について具体的に数字で教えていただきたいと思います。 13 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 14 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 15 ◆経済環境部長(中山 修) 米の直接支払交付金の交付実績は、本年度、457人に合計3,704万5,500円が交付されておりますので、この実績をもとに半減の試算をいたしますと、1,850万円余の減となります。  米の専業農家への影響は、米の直接支払交付金だけを見ると、1世帯当たり158万円の減少となると思っております。 16 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 17 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 18 ◆9番(下島良一) 次に、(2)の、5年後には政府は米の生産目標を出さずに中止をしていくと、この影響についてでありますが、米の支払交付金は5年間、全く全部なくなるということです。  これまで、碧南市は集団転作で麦や大豆の作付を行ってまいりました。集団転作に対する補助金は、現在、10アール当たり3万5,000円の交付金が支払われております。政府の生産目標がなくなることになれば、今のように、農業委員会を中心とした集団転作ができなくなるのではないかというおそれがあります。交付金がなくなることになれば、転作は続けられない、こういった心配もあるわけで、これは私の取り越し苦労かもしれませんけれども、一体どうなるのか明らかにしていただきたいと思います。 19 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 20 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 21 ◆経済環境部長(中山 修) 国においては、5年後をめどに制度の見直しをしまして、行政による米の生産数量目標の配分に頼らずとも農家が需要に応じた生産ができるように、飼料用米の奨励や加工米、非主食用の米、麦、大豆等への作付誘導を行い、米の専業農家が経営破綻しない政策を進めていくということにしております。  碧南市においても、地域農業再生協議会で3年後の作物ごとの作付の予定面積を策定してまいりたいと思っております。 22 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 23 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 24 ◆9番(下島良一) 政府は、米の集団転作を麦や大豆から飼料米の生産に変えていくと、こういうことで水田をフル活用していくということで、減反しなくても米の生産ができる、こういうことで飼料米の奨励を行っておるわけですが、飼料米の生産についての問題点が私はあると思いますので、これらについてお聞きしたいと思います。 25 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 26 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 27 ◆経済環境部長(中山 修) 国は、水田活用の直接支払交付金の新しいメニューとしまして、飼料用米を作付けた場合、その収量に応じて数量払いによる支援をすることとしております。  飼料用米の生産の問題点としましては、1つとして、主食用の水稲と隣接して作付を行うと、違う品種がまじってしまうという懸念がある。また、水田面積が拡大されるので水源の確保も必要となる。また、碧南市には飼料用米の集荷するための機能が現段階ではないこと。また、飼料米を家畜用の餌にする場合は米をすり潰した状態にしなければなりませんけれども、このための加工施設が碧南市にはないというところが問題点と考えております。 28 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 29 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 30 ◆9番(下島良一) 私の知るところによりますと、飼料米の品種というのは脱粒米が多い。そのことによって、一度飼料米の作付を行うと、普通のお米とまじってしまう、脱粒した米が次の年に芽を出して、食料用のお米とまじってしまうと。こうなると、集団転作は全くできないということが言われておりまして、非常に飼料米には問題があると思います。  飼料米の集団転作というのは大きな問題だと思いますが、碧南市では、もしやるとしたらどうされていくんでしょうか。 31 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 32 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 33 ◆経済環境部長(中山 修) 御指摘のように、混入による問題がありますけれども、市内の農家、またJAも多収性の品種の飼料用米の作付は難しいと考えております。  現在、市内の農家が飼料米として検討しているのは、混入の心配のない主食用品種であります「あいちのかおり」です。水田活用の直接支払交付金では1反当たり8万円を交付されると考えており、碧南市では平成26年度から3ヘクタールの作付を検討されています。 34 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 35 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 36 ◆9番(下島良一) 飼料米についても今後の大きな課題かと思っております。  そこで、(4)の、もしTPPが締結され、また農政改革が大きく進んでまいりますと、政府の減反政策が中止になって、米や野菜の自給バランスというのは地域で考えていかなければならない。こうなりますと、販路を持たない農家というのは非常に生産過剰になったりして経営が不安定になる。たちまち販路がなければ行き詰まる、こういうことが起きるわけで、今後の農業生産というのは販路をいかに持つかというのが大きな課題になってくるわけであります。  そうした点から次の質問に移りたいと思いますが、碧南市産のお米を地域で販路を拡大していく。そして、オペレーターさんたちも米だけではなくて経営の複合化を進めていかなければならないと思いますが、今後どのようにしていったらいいのかお伺いをしたいと思います。 37 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 38 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 39 ◆経済環境部長(中山 修) 碧南でとれましたお米の地域での販路としましては、従来のJAを通じた販路に加え、現在は地元のみりん製造企業との連携によるモチ米の出荷、さらには、平成26年度産からは飼料用米の出荷も行う予定をしております。  また、生産基盤を確保するために、現在の転作の仕組みでありますブロックローテーションを活用しまして、水稲栽培を野菜栽培にシフトさせる可能性についてもJAと検討してまいりたいと思っております。 40 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 41 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 42 ◆9番(下島良一) 西端地域は高台が多いわけで、水田でもタマネギやキャベツ、レタスなど野菜の栽培も可能かと思います。北浦だとか伏見屋、前浜、川口だとか大変低湿地は厳しいところだと思います。  現在、言われたように、みりんはモチ米を栽培しておるわけで、地域での産業育成ということも含めて加工用米の作付をもっとふやしていく。これに助成制度をつくっていけば一層水田のフル活用になるのではないかと思いますが、どうでしょうか。 43 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 44 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 45 ◆経済環境部長(中山 修) 現在、油ヶ淵周辺の低地の水田の転作作物としてモチ米の作付を行っております。二毛作で、小麦の後の大豆のかわりにモチ米を作付することにより、低地の有効活用と地元みりん製造企業とのタイアップを図るものであります。  二毛作で、小麦の収穫後、すぐにモチ米を作付する必要があるため、作業スケジュール的に難しいこともあり、なかなか作付規模の拡大が図れないというのが現状です。  なお、制度としては、平成26年度から国の補助金の見直しによりまして、モチ米等の加工用米についても3年以上の出荷契約で年間1反当たり1万2,000円の補助が新設されると聞いております。 46 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 47 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 48 ◆9番(下島良一) ぜひ推進をお願いしたいと思います。  そこで、イとして、全国では水田の利活用が野菜にシフトしていくと。こうなれば、野菜の作付が爆発的にふえる、このように予想もするわけですけれども、産地として競争に打ち勝っていく、こういうことが必要だと思います。  特に、碧南の畑、水田、これに対して暗渠排水対策というのは不可欠ではないかと思います。碧南のニンジンやタマネギというのは全国的にも有名ではありますが、安定栽培をしていく上でも暗渠排水対策に補助制度が必要と考えますが、どうでしょうか。 49 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 50 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 51 ◆経済環境部長(中山 修) 暗渠排水を行えば水田においても野菜の栽培は可能ですので、今後、農家やJA、県の農業改良普及課と野菜の作付について検討を行う中で、必要があれば、市としましても補助制度についても検討してまいりたいと思っております。 52 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 53 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 54 ◆9番(下島良一) ぜひお願いしたいと思います。10アール当たり30万円から50万円の費用がかかりますので、30%を補助していただければ10万円の補助で、5年間で5ヘクタール、500万円ほどの補助を出していただければ暗渠排水の推進ができると思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。  次に、砂質土壌の地質によって生み出される碧南のおいしい野菜を、この強みを生かして、これから販路の拡大についてお考えがありましたらお聞きしたいと思います。 55 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 56 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 57 ◆経済環境部長(中山 修) 矢作川沿岸沿いに広がります砂の土壌により生産されたニンジン、タマネギなどの露地野菜は県下一の生産量を誇り、地域の重要な資源となっております。  現在、JAがインターネット販売など新たな販路の拡大に取り組んでおりますけれども、市としても、碧南農業の情報発信基地でありますあおいパークを中心に碧南ブランドのPRに努めてまいりたいと思っております。 58 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 59 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 60 ◆9番(下島良一) 次に、エの、5年後、10年後を見据えて野菜の残渣や生ごみの堆肥化、そして、減農薬、有機栽培で碧南ブランドの向上を行っていくことについてお伺いしたいと思います。 61 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 62 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 63 ◆経済環境部長(中山 修) これからは、市場として、地域環境保全型農業を目指す産地が消費者から当然受け入れられるということは思っております。  現在、フェロモントラップの導入など無・減農薬への取り組みも進めておりまして、今後も無農薬、有機栽培に取り組む経営意欲を持った農業者を支援してまいりたいと思っております。 64 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 65 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 66 ◆9番(下島良一) ぜひお願いをしたいと思います。  オの、碧南市の主要農産物の栽培基準をつくって、へきなん美人のネーミングを碧南ブランドとして向上させていく。ニンジンは大変有名になりましたけれども、どの野菜にもへきなん美人の名前をつけて販売をしていく、イメージアップはできないか、このように思いますが、どうでしょうか。 67 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 68 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 69 ◆経済環境部長(中山 修) へきなん美人は、碧南市のJA生産者部会員が栽培暦に、栽培の暦に準じて生産したニンジン及びトマトのブランドで、部会の指定品種を決められた時期にJAに出荷したものに限り、へきなん美人の使用を認めてみえます。  今後は、先ほどの減農薬、有機栽培などの付加価値をつけ、さらに高いレベルでの栽培基準をつくれるかどうかをJA及び県とともに研究してまいりたいと思っております。  議員の言われる碧南ブランドの向上と産地のイメージはとても大切ですので、安全で安心で、そして少々高くても消費者に受け入れられる、碧南の大地でつくられた農産物をこれからも生産者と協力して目指してまいりたいと思っております。 70 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 71 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 72 ◆9番(下島良一) ぜひ、この点についても普及、そして碧南の知名度を上げていく、そして生き残っていく農業にしていただくことをお願いして、農業問題を終わりたいと思います。  次に、件名2の(仮称)カーマホームセンター碧南店の出店についてお伺いをしてまいりたいと思います。  1月21日と22日の両日に、出店説明会というのが棚尾と大浜で行われました。私、大浜に出席をさせていただきましたけれども、住民の皆さんの関心は大変高くて、大勢の参加者でありました。この店舗は、鉄骨づくり2階建ての建設で、建設面積6,293平米、店舗面積が約5,000平米、駐車台数は250台。屋上を駐車スペースにしていくと、こういう説明でありました。  大型店舗の出店で、碧南の南部の小売店、商店街には大変な影響があると、このような心配もされております。  一方、若松野田線、店舗の出店が相次いでおります。朝のラッシュ時は大変混み合ってもおります。出店計画は今、進行形で進んでおるかと思いますけれども、碧南市としても、大型店舗の出店については、県のガイドラインに沿って県の審査会に住民の皆さんの意見を碧南市としても出していっていただきたいというふうに思いますので、この際、質問をさせていただきたいと思います。  そこで、(1)の市道若松野田線、そして八柱神社線など碧南市の主要道路でありまして、碧南市が管理者だと思います。公安委員会との協議など交通安全対策について、どのような対策を立てておられるのかお聞きをしたいと思っております。  そこで、アのホームセンター設置者の出店後の交通状況予測についてお伺いをしたいと思います。 73 ◆建設部長(稲垣生夫) 議長、建設部長。 74 ◆議長(磯貝幸雄) 建設部長。 75 ◆建設部長(稲垣生夫) 出店後の交通状況予測ということでございますけれども、この件につきましても、今後、大規模小売店舗立地法に基づきまして、出店者が計画地周辺の交通量の調査を行い、出店後の交通量の予測をもとに公安委員会との協議を行って、交通対策をしていくということになろうかというふうに考えております。 76 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 77 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。
    78 ◆9番(下島良一) 過日の説明会で渡された資料によりますと、商圏範囲図というのが出されまして、出店に伴う交通の発生量というのが出されて、ピーク時には227台、1日1,567台、このようにしております。7時から9時半までの営業だと、14時間30分でありますと、1時間で100台ぐらいがその地域に集まってくると。土曜、日曜だとか祝日などのときはもっと混み合うのではないかと、このように予測がされるわけで。  こうした予測が出されておるわけですから、これに対してどのような対策が必要なのか、全く市としてはお考えがないのでしょうか。 79 ◆建設部長(稲垣生夫) 議長、建設部長。 80 ◆議長(磯貝幸雄) 建設部長。 81 ◆建設部長(稲垣生夫) 出店者から、議員のおっしゃられます出店概要書というのは愛知県のホームページのほうでも既に掲載をされております。その資料の中において、今おっしゃられる、計画地に対する商圏範囲図という中で予測がされております。  ただし、その数字、先ほどおっしゃられたとおり、1日最大で360度方向から1,567台という報告。それから、ピーク時においても、時間当たりでございますけれども、227台という、その程度の規模というふうに受け取っております。  参考までに、現在の碧南高浜線、若松野田線でございますけれども、そこの道路設計上、道路の交通量計画を申し上げますと、これは日当たり1万台の計画の道路ということでございます。 82 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 83 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 84 ◆9番(下島良一) 次のイのところで質問をさせていただきます。  若松野田線は店舗がいろいろと出店されておるわけですけれども、先ほども言いましたように、ラッシュ時は大変混み合っておる。この出店計画のところの交差点ですけれども、西側にはコンビニがあります。そして、南側にトヨタ寮があり、薬局もあるという交差点であります。ここには信号機がどうしても必要かというふうに思いますが、現在のところ、協議はどういうふうに進んでおるんでしょうか。 85 ◆建設部長(稲垣生夫) 議長、建設部長。 86 ◆議長(磯貝幸雄) 建設部長。 87 ◆建設部長(稲垣生夫) 現状から判断し、市としましてもこの必要性については、以前、南側のドラッグストア出店後に御質問をいただいておる関係がございまして、公安委員会との話についても、実は進めておるということでございます。  碧南警察署を通しまして、公安委員会への設置検討については要望をさせていただいておりますが、現在、交通事故等の発生件数の状況や周辺道路のピーク時の交通量及び今後計画されております出店後に増加する交通量を考慮しまして、今後、信号機の設置が必要かどうかは判断していきたいという答えでございます。 88 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 89 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 90 ◆9番(下島良一) 次に、ウの、出店計画では若松野田線のところに北からの入り口、そして出口が計画をされております。ここは、道路がカーブをしておりまして、反対側の西側にはコンビニがあって、コンビニの入り口と出店者の入り口が競合する、こういう状況が見受けられます。  そこで、交差点もすぐ近くにあるわけで、交通渋滞というのは相当起きるのではないかというふうに思いますので、付加線というか、3車線にしていかなければならないというふうに思いますが、この点についてもどのような協議が進んでおるんでしょうか。 91 ◆建設部長(稲垣生夫) 議長、建設部長。 92 ◆議長(磯貝幸雄) 建設部長。 93 ◆建設部長(稲垣生夫) この件につきましても、先ほど来申し上げておりますとおり、大規模小売店舗立地法に基づきまして、出店者にかかわる、今後公安委員会の判断に委ねる件というふうに理解をしております。 94 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 95 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 96 ◆9番(下島良一) 次に、エの、店舗の東側は八柱神社線から市道若宮14号線になってくるわけで、ここにも第3の入り口として出入り口が計画されております。ここの道路幅が大変心配になります。通学路として利用されていますし、子供もたくさん通りますので、安全対策についてどのような計画なのかお聞きしたいと思います。 97 ◆建設部長(稲垣生夫) 議長、建設部長。 98 ◆議長(磯貝幸雄) 建設部長。 99 ◆建設部長(稲垣生夫) 先日の出店者の地元説明会におきましては、通学時間帯を避けて出入り口の制限をすることも可能であるとの説明があったわけではございますが、最終的には公安委員会のほうの判断に委ねざるを得ないなということでございます。  それから、一方では棚尾地区の都市再生整備計画事業を持っておりまして、その事業におきましても、議員おっしゃられるとおり、道路の基幹事業と位置づけをさせていただいております。棚尾の市街地から雨池方面へ抜ける南北軸の主要な区画道路の位置づけでございますので、現在のところ、その計画にどのような形で出店者に対する要望をかけていけるかというのは協議中でございます。 100 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 101 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 102 ◆9番(下島良一) ぜひここも、大規模な店舗ができることによって、付近住民の皆さんの安全対策が必要だと思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。  次に、オの、店舗南側に位置して、薬局屋さんとの対面になりますが、ここは市道雨池1号線と名鉄線の跡地とがあるわけですが、ここには入り口がつかないのでしょうか。どんなふうに市としては考えておるのかお聞きしたいと思います。 103 ◆建設部長(稲垣生夫) 議長、建設部長。 104 ◆議長(磯貝幸雄) 建設部長。 105 ◆建設部長(稲垣生夫) 名鉄廃線跡地への出入り口の設置ということだと思いますけれども、出店者側からは、その箇所からの歩行者等の出入り申請というところについては現在考えていないというふうに伺っております。 106 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 107 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 108 ◆9番(下島良一) ここからの入り口も検討していただくといいかなというふうに思っております。  次に、エの営業時間についてですが、朝の7時から夜の9時半までという計画が出されております。この時間帯については、全く規制がかからないのでしょうか。特に、通学時間帯との安全対策などを行政としてどう考えていかれるのか、お考えをお聞きしたいと思います。 109 ◆議長(磯貝幸雄) 済みません、質問者、ちょっと飛んじゃっていると思います。 110 ◆9番(下島良一) 飛ばします、それじゃ。  (2)の、説明会で近隣住民の皆さんから要望が出された問題についてお伺いをしたいと思います。  アの、店舗北側の民地との境界線に赤道があるわけで、この整備についてお伺いをしたいと思います。 111 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 112 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 113 ◆経済環境部長(中山 修) 御質問の北側道路につきましては、建築基準法の2項道路ではありませんので、セットバックとしての行政指導はできません。したがって、排水施設の設置や舗装の協力をお願いするとともに、隣接者への影響については真摯に対応してもらえるようお願いをしております。 114 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 115 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 116 ◆9番(下島良一) 近隣の住民の皆さんは、2階建てになるということもありまして、安全空間を設けてほしいと、こういうことで、過日、署名も集められたというふうに聞いておりますけれども、市のほうには安全空間についての要望は届いていないんでしょうか。署名などは届いていないんでしょうか。 117 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 118 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 119 ◆経済環境部長(中山 修) 直接、住民の方から署名等は碧南市宛てには届いておりません。ただ、地元がカーマさんのほうへ要望されたということは承知しております。 120 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 121 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 122 ◆9番(下島良一) この問題は、近隣住民の皆さんの環境が変わるということもありますので、ぜひ要望を聞いていただくように市としても尽力をお願いしたいと思います。  そこで、イの、店舗屋上が駐車場になる、そういうことで北側住民の皆さんは自動車の転落が大変心配になると言われております。オートマチック車になりまして、ブレーキとアクセルを踏み間違える、こうした事故が年間6,000件を超えておると、こういう報道も先日ありました。どのような対策が考えられるのか、事業者に対して、行政としてどのような説明を受けておるのでしょうか。お聞きしたいと思います。 123 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 124 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 125 ◆経済環境部長(中山 修) 店舗屋上の駐車場から北側住宅への自動車等の転落のおそれにつきましても、地元説明会、これは1月に2回にわたりまして開催されておりますけれども、その中でも地域住民の皆様からカーマホームセンターへ要望として伝えられておりまして、社内で検討されていると思います。今後のカーマホームセンターの対応及び大規模小売店舗立地法に基づく新設に関する届け出書の内容につきまして、注視してまいりたいと思っております。 126 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 127 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 128 ◆9番(下島良一) 次に、ウの騒音、光害、光の光害対策についてお伺いをしたいと思います。  住民の皆さんからは、環境が大きく変化して、屋上が駐車場になる、こういうことで照明や車のライトの光、それから騒音、こういうことが大変心配になっておるわけで、これらの対策について市としてはどのように今後していかれるのか、お聞かせいただきたいと思います。 129 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 130 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 131 ◆経済環境部長(中山 修) 騒音とか光害などの対策についてですけれども、騒音につきましては、騒音規制法や愛知県の条例によりまして、規制の対象となる機器や設備など、また、用途地域や時間帯により騒音の大きさの許容限度などが定められております。このため、カーマホームセンターから市長に対しまして届け出が出され、騒音の対象としての許容限度を超えているようであれば、市といたしましても対応してまいりたいと考えております。  光害につきましては、特段の規制対象とはなっておりません。このため、地域住民の皆様からホームセンターへの要望としまして、生活環境の保全を考慮する中で誠実に対応していただきたいということを考えております。 132 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 133 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 134 ◆9番(下島良一) ぜひこれらの問題、大型店が来ることによっての近隣住民の皆さんの生活環境を守るために、引き続き御尽力をお願いしておきたいと思います。  次に、件名3の棚尾地区の都市再生整備計画についてお伺いをします。  (1)の、汐田町付近の排水路の整備についてですが、アの鋳物工場を横断しております排水路ですが、栗山町からの排水路整備についてお伺いをいたします。  現在の水路の状況は、水路幅の断面が狭められておりまして、上流が浸水してしまうような事態となっております。どのような整備が今後行われていくのか、明らかにしていただきたいと思います。 135 ◆開発水道部長(羽柴賢二) 議長、開発水道部長。 136 ◆議長(磯貝幸雄) 開発水道部長。 137 ◆開発水道部長(羽柴賢二) 御質問の件につきましては、現時点で正式な協議が提出されておるわけではございませんので、申し上げられる範囲内でお答えをさせていただきたいと思います。  排水路ですけれども、開発区域内の排水路につきましては、開発事業者のほうで下水道計画に基づいた整備をしていただけるように、今現在、協議をいたしております。協議の中では、水路管理者としては水路は開渠ということが基本的な考え方でありますけれども、流下能力だとか適切な維持管理ができたり、避難路として機能を持たせるというようなことであれば、現地の状況によっては暗渠による整備も可能ではないのかなというふうには思っております。  現状ですけれども、今、水路が狭くなっておるというようなお話でございますけれども、確かに、私どもの下水道計画と比較しましては狭くなっているというのが現状であります。下水道計画では、今、市道の中松平七線の北側まで水路があるわけですけれども、それが開発区域内を南北に通っておりますけれども、下水道計画では上幅が1.6、下幅が1メートル、深さが1.1という開渠であれば、台形の断面というのが下水道計画での断面であります。開発予定区域内の現況断面は、上幅が、所によっては1メートル、下幅が80センチ、深さが1メートル。それから、中間ぐらいでは、上幅が1.4、下幅が1.0、深さが1.0ということで、下水道計画と比較して断面が小さくなっているというのが現状であります。  以上です。 138 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 139 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 140 ◆9番(下島良一) この水路は、栗山町のほうはずっとオープンできております。幅は、住民の皆さんによりますと、天端の幅が1.8メートルあるということで、住民の皆さんは、これまでの浸水が起きておるのはこの間の狭められた影響が大きいということで、しっかりした排水路を設けてほしいというのが大きな要望だと私、聞いております。そうした点で、市は開発業者に排水路の整備を任せるということで、その後、整備をした後、碧南市に移管をすると、こういうことになるのでしょうか。マンホールなどは幾つぐらいつけて、ごみやヘドロの除去をどのように考えておるのか、その辺についても明らかにしていただきたいと思います。 141 ◆開発水道部長(羽柴賢二) 議長、開発水道部長。 142 ◆議長(磯貝幸雄) 開発水道部長。 143 ◆開発水道部長(羽柴賢二) 開発行為の中でつくっていただいた水路につきましては市に帰属するということで、帰属を受けた後は市のほうで維持管理をしていくということであります。  それから、今、協議の中ではマンホールは2ヵ所つくっていただけるようにお願いはいたしております。  以上です。 144 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 145 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 146 ◆9番(下島良一) ぜひ、この排水路は住民の生活に大変影響があるものですから、慎重な対応をお願いしておきたいと思います。  次に、イの、旧鋳物工場跡の南側の排水路の側面は石垣護岸になっております。ここは石垣が民地であると、こういうことが明らかになりました。民間のものを水路の整備とあわせて管理していくというのは大変なことであります。  そこで、今、住宅開発業者との話し合いも行われておるというふうにお聞きしますが、どんな状況なんでしょうか。 147 ◆開発水道部長(羽柴賢二) 議長、開発水道部長。 148 ◆議長(磯貝幸雄) 開発水道部長。 149 ◆開発水道部長(羽柴賢二) 御質問のとおり、水路の石積みにつきましては、民地側にあるということは承知をいたしております。協議の中では、できることであれば、石積みも含めて、若干の用地も含めて市のほうへ帰属していただけるということが望ましい姿であるというふうに考えておりますので、その方向で調整をいたしております。  以上です。 150 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 151 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 152 ◆9番(下島良一) これは、棚尾まちづくり特別委員会で、排水路を残すと、オープンにして残すということで、石組みが風情を保つということで残すということで一応決着をしております。
     昨年の9月に、開発業者は市の立ち会いのもとで測量を行って、この時点でもう民地だということはわかっておったと思います。にもかかわらず、まちづくり特別委員会ではこのことが報告をされませんでした。そして、ここになって、市はこの民地をもらい受けると、石垣ももらい受けると、こういうことになって、そうすると、この石垣は管理を碧南市がやっていかなきゃならんと。ただ、この石垣については耐震性も、私、ないと思うんですよね。古いものですし。ですから、将来、地震などで崩れると、こういうことも起きかねない、大変厄介なことだと思いますが。もらい受けて、このまんま市が管理をしていくということで私はいいのかというふうに思いますが、どんなお考えなんでしょうか。 153 ◆開発水道部長(羽柴賢二) 議長、開発水道部長。 154 ◆議長(磯貝幸雄) 開発水道部長。 155 ◆開発水道部長(羽柴賢二) 石積み護岸につきましては、一部老朽化によって機能が損なわれるようなところも見受けられますけれども、全体的には改修の緊急性はないというふうに判断しておりますので、当面は現状のまま使用していきたいと。この先、老朽化が進んでくれば、またその時点で改修を考えていきたいというふうに考えております。 156 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 157 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 158 ◆9番(下島良一) ここの土地は住宅が建つということが計画されておるわけで、そうしますと、石組みのすぐ近くには住宅が建ってくるということでありますから、将来、私は、住宅の皆さんがこの護岸では心配だということになりかねないかというふうに思いますので、この際、今、計画をされております市道春日橋境橋線の整備計画、これを私は変更したほうがいいというふうに思います。一部はボックス化にすべきだというふうに思っております。特に、棚尾保育園の裏までをボックス化にして歩道として利用する、こういうことならば付近の皆さんも賛成だと、こういう声もありますので、私は、この際、再協議を行っていくべきではないかというふうに思いますが、どうでしょうか。 159 ◆建設部長(稲垣生夫) 議長、建設部長。 160 ◆議長(磯貝幸雄) 建設部長。 161 ◆建設部長(稲垣生夫) 都市再生整備計画ということですので、私のほうからお答えをさせていただきます。  棚尾地区のまちづくり基本構想におきましても、それから今年度の堀川等沿線道路環境整備事業としてのワークショップのほうの報告書にいたしましても、全て計画どおりのオープンで修景整備をしていく方針ということでは現在変わってはおりません。 162 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 163 ◆議長(磯貝幸雄) 9番。 164 ◆9番(下島良一) まちづくり交付金というのは国から40%いただける事業で、進んでおるわけですね。ここは、水路の整備を行えば大変なお金もかかるわけで、今は道路の舗装を一部直したりする程度のことでありますけれども、私はこの際、新しい住民の人たちがそこに移り住んでくることに対しても安全性をやっぱり大事にしていかなければならないんじゃないかと。お金はかかりますけれども、整備をこの際しないと後々に禍根を残す、こういうふうに思いますので、ぜひ整備については、もう一度地元でも、また、まちづくり委員会でも協議を行う必要があるというふうに強く思います。ぜひこの問題について再協議をお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 165 ◆議長(磯貝幸雄) 以上で、下島良一議員の総括質疑を終わります。  次に、新美交陽議員の総括質疑を許します。 166 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 167 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 168 ◆12番(新美交陽) 新政会の新美交陽でございます。通告書に従いまして、議長に許可をいただきましたので、質問をさせていただきます。  件名1、地震、津波に消防署は機能するかという質問でございます。  この件につきましては、本来、衣浦東部広域連合、こちらのほうの議会で質問するべきことではないかという御指摘もあろうかと思いますが、市民の皆さんにはそういったことの内容が恐らくなかなか伝わらないんじゃないかなという思いもありまして、今回改めてここで取り上げさせていただきました。  東日本大震災からもう3年が、この3月11日で来ようといたしております。今もなお避難者の方が、27万人が故郷に帰れない状態であります。また、大津波により破壊された福島第一原発の放射能被害のために避難を余儀なくされている方は8万人とも、また、せんだってNHKでは14万人とも言っておりました。大変な数の方がまだ避難生活を余儀なくされているわけでございます。  日本という国がその存在をも脅かされるほどの極めて甚大な被害、その大きさに改めて身の震える思いをいたします。また、そのことは私たちの生活のあり方をも問い直させるものでありました。それは同時に、世界の人々にも同じ思いを抱かせたものと思っております。  もとより、地震を防ぐことはできません。津波も同様であります。しかしながら、だからといって何もしないではいられないのであります。大自然の猛威には人知ではとても全てを回避する手だてはないものの、でき得る限りの対策はしないではいられません。  今後、起こり得る南海トラフ巨大地震とそこで起きる巨大津波の予測は何度もシミュレーションされております。その都度、予測がだんだんだんだん大きくなって、一体どれほどの被害が起きるのかということを常に思うようになってきております。  当碧南市も海岸線を大変長く抱えておる地形からいいまして、相当な被害が予測されるわけであります。津波高4メートルとも言われております。臨海部は軟弱地盤の上にあり、低地域には多くの市街地があります。当然、この間、本市においても多くの情報を集め、対策を立ててこられているものと思っております。  平成24年4月に消防庁から、「大規模災害発生時における消防本部の効果的な初動活動のあり方について」と題するあり方検討会の報告書が出ておりました。その内容に沿って、本市の地域防災計画は平成25年2月に改定されているというふうに理解をいたしております。  臨海部ということは、先ほど申し上げましたように、軟弱地盤であります。多くの市民は、碧南の消防署はあんなところにあるが、いざそのときに大丈夫なんだろうかという心配をこの3年来ずっと思ってみえるんじゃないかなと思っております。  そこでお伺いいたします。  (1)市の消防中枢が臨海部にあることについて、どのような見解を持っておられるのか市長にお伺いいたします。 169 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 170 ◆議長(磯貝幸雄) 市長。 171 ◆市長(禰宜田政信) 臨海部の消防庁舎につきましては、平成5年3月に建設をされておりまして、建設時、長さ40メートルのくいを156本、支持層に届くように打ち込んであり、震度7の地震でも倒壊することはないと認識をしております。  また、最大津波高4メートルに対して標高が3.7メートルであり、被害想定程度の津波なら1階は被害を受ける可能性はありますが、2階以上の被害は少なく、停電時の非常電源としての自家発電施設が2階の屋上に設置してございますので、十分とは言えないまでも、消防機能として機能させることができると考えております。  なお、臨海部にはこうした危険性はあるものの、碧南市は他市と異なり、石油コンビナートを初めとする臨海工業地帯を抱えておりますので、現在の位置に消防署があることは有益であるというふうに考えております。  以上です。 172 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 173 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 174 ◆12番(新美交陽) 庁舎は支持層までくいが打ってあって、震度7に耐えるということは理解できました。  敷地標高が3.7メートルということですが、周囲の、市が取りつけをしました、電柱にもついておりますが、道路の標高は約2.9メートルであるというふうに思っております。庁舎全体が損壊を逃れたとしても、敷地や道路が液状化をして、かつ冠水をすることもあります。そして、出動に大きな支障が起きる可能性も考えられるわけであります。消防署が孤立するという状況も考えられるわけであります。  また、臨海工業地帯全体が同じ地盤の上にあることを考慮しますと、全域が被災するということも考えられるわけであります。同じエリアの中に消防署があるという状況は、先ほどの状況を考えますと、住居地域への出動等についても大変心配、心もとないなという気がいたしますが、この点についてはいかがでしょうか。 175 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 176 ◆議長(磯貝幸雄) 市長。 177 ◆市長(禰宜田政信) 地理的な状況から考えますと、出動に関して御指摘のような危惧はあるというふうには思います。  今後の被害想定の調査結果などを待たないと、現時点で具体的なことは申し上げられない状態でございます。  現在、緊急車両等の移動先は市役所としております。これは、消防署から市役所までの道路が緊急輸送道路に指定されていることによるものでございます。津波に関しましては、現時点での到着予想時間が最短で66分となっておりますので、この時間内に緊急車両等の移動が完了できると考えております。  いずれにいたしましても、この件につきまして迅速な対応ができるよう、消防署と十分協議をしてまいりたいと考えております。 178 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 179 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 180 ◆12番(新美交陽) あり方検討会の報告書は東日本大震災の内容を大変よく吟味を、分析をして、今後の災害への教訓を非常にたくさん指摘いたしております。  (2)です。あり方検討会の報告書を受けて、従来の体制からの改善点とか変更点についてはいかがでしょうか。 181 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 182 ◆議長(磯貝幸雄) 市長。 183 ◆市長(禰宜田政信) この件につきまして、衣浦東部広域連合に問い合わせましたところ、この報告書は、発災から他県等の応援隊が到着するまでの間の災害初動期の検討であり、衣浦東部広域連合消防計画を受けまして地震災害初動対応マニュアルをつくっておりまして、これで対応していくということでございます。この報告書を受けて、特に今のところ、改善、変更はしていないということでございました。  碧南市としては、平成26、27年度の2ヵ年で実施する被害予測調査などの結果によっては、衣浦東部広域連合に対して何らかの意見、要望をすることもあるというふうに考えておるところでございます。  以上です。 184 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 185 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 186 ◆12番(新美交陽) あり方検討会の報告書は、今、市長も言われましたように、初動の活動のあり方ということを言っておりますとともに、消防本部が具体的にとるべき方策についても指摘をいたしております。  応援が来るまでということで、この報告書を受けても特に改善、変更はしていないということでありますが、地震初期には、臨海の工場従業員はもちろん、消防署員も第一に身の安全を考え、避難するように指摘をしております。消防署員、消防団員が危険を押して救助に向かい、多くのとうとい命が失われたことへの反省が大きく指摘をされております。  このことからも、この報告書を受けて、何ら改善、改良が考慮されていないというのは、私は専門家じゃないので詳しいことはよくわかりませんが、ちょっと大丈夫かなという感じがいたしますが、いかがでしょうか。 187 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 188 ◆議長(磯貝幸雄) 市長。 189 ◆市長(禰宜田政信) 東日本大震災では、多くの消防職員や消防団員が殉職されたことに対しまして大変残念だというふうに思っております。衣浦東部広域連合では、この教訓に学びまして、二度とこのようなことが起きないように、出動体制の確立と消防職員への指導を徹底するということでございます。  先ほども申し上げましたけれども、碧南市の有利な点といたしましては、東日本の太平洋側沿岸部とは違いまして、大地震が発生した後、津波が到達するまで最短で66分ということでございますので、こういう点を生かしまして、1人も犠牲者を出さないように万全な対策が行えるというふうに考えておるところでございます。 190 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 191 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 192 ◆12番(新美交陽) いずれにしましても、消防署自体は海に面したところにあるわけであります。内海とはいいましても、やはり津波が到達するところにあるわけであります。  こういう海に面したところにある消防署についての対策を、特にこの報告書は強く指摘をしております。真っ先に言っておるわけであります。消防署自体の被災は必ず起きるという前提で、想定外という言葉が今まで使われておりましたけれども、そういうことが余り通用しない時代になってきておりますので、ぜひこういったことの対策が必要ではないかというふうに思っております。  それで、(3)でありますが、あり方検討会も真っ先に指摘をしておりますように、消防拠点施設自体が被災した際のバックアップ体制が想定されているか。改定版にはその記載がないが、そういったことについてお伺いしたいと思います。 193 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 194 ◆議長(磯貝幸雄) 市長。 195 ◆市長(禰宜田政信) さっき(1)でも申し上げましたように、消防庁舎自体が被害を受けまして全く機能しなくなるということは想定をしておりませんけれども、庁舎2階を使用しての本部機能は維持し、津波等で緊急車両が出動できなくなることの対応として、まず、車両とともに現場職員の移動は考えていると聞いております。  幸いにしまして、碧南市内におきましては東分署と北分署があるということから、1市1消防署である自治体よりはバックアップ体制の観点から消防力については優位であるというふうに思っております。  なお、碧南市と衣浦東部広域連合との間では、平成23年12月19日付で、消防の本部機能が全く機能しなくなった場合は市役所に本部機能を移転する旨の覚書を締結しております。  以上です。 196 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 197 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 198 ◆12番(新美交陽) 津波警報が出てから到達まで66分ぐらいだそうですが、その間に車両、職員の移動ができるという見解ですが、まず初めに、地震が起きた場合に液状化が起きるんじゃないかなと思います。そうなると、先ほどの対応は難しいんじゃないかなと思います。  東と北に2分署があって、他市に比べて優位という見解でございますが、消防署の本庁舎と2分署の地理的な位置を考慮しますと、その2分署で本庁舎のバックアップが機能するにはよほどの連携が必要なのではないかというふうに思います。  最後の手段として、本部機能が機能不全になったときは市役所に消防本部を置くということでありますが、本来、市役所には何ももともとないわけでありますので、そういったことから考えますと、それらのことについての対応というのは十分検討されているんでしょうか。お伺いいたします。 199 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 200 ◆議長(磯貝幸雄) 市長。 201 ◆市長(禰宜田政信) まず、液状化で車両や職員の移動が、津波が到達するまでにできなくなるんじゃないかという心配があるということでございますけれども、この件は後の質問でも出てくるわけでございますけれども、消防署から市役所までの緊急輸送道路とその緊急輸送道路へ出るための道路、この液状化対策をしっかり行うことで解決できるというふうに認識しております。  また、平成25年度の市の総合防災訓練で、消防本部機能の市役所への移転訓練は実施しました。ということで、万が一、そういう場合でも、そういうことで訓練をしながら、やれる状態にはあると。  また、今さら言うまでもございませんが、発災時における人命の救助、救出、さらに、火災の延焼防止など消防機関の役割は大変重要でございます。衣浦東部広域連合からは、このような非常時においても市内3署の連携は十分にとることができるというふうに聞いております。  今後もさまざまな観点から、訓練の充実を図るなど、災害時に市内の消防機関が十分に機能できるように努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 202 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 203 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 204 ◆12番(新美交陽) (4)といたしまして、先日、衣浦東部広域連合議会に出た議員から伺ったんですが、消防敷地の地盤改良工事が26年度に予定されておるというふうに聞きまして、消防敷地、結構広いですが、相当の砂ぐいの密度といいますか、そういったものを打たないと強度は出ないというふうに考えるわけでありますが、次年度に予定されている地盤改良工事につきまして、どのように市としては精査をされているのかお伺いいたします。 205 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 206 ◆議長(磯貝幸雄) 市長。 207 ◆市長(禰宜田政信) 衣浦東部広域連合によると、平成26年度液状化対策舗装工事は、緊急車両等の出入りする車庫の前の地盤改良とグラウンド全体のアスファルト舗装ということでございます。  具体的には、まず平成2年、3年にかけまして、地下45メートルまでのボーリング調査を3ヵ所で実施しておりまして、そのときの試験材料を用いて調査をし、その結果報告書に基づいて実施をするというものでございます。  内容といたしましては、グラウンドの土にセメント系固化材をまぜて地盤改良する予定でございまして、地盤改良部分は車庫の前の幅10メートル、長さ72メートル、合計面積720平方メートルの予定で、地盤安定処理を深さ175センチにわたって行い、その上に砕石を30センチ敷き、アスファルト舗装を10センチ行うということでございます。  また、舗装はグラウンド全体面積の2,520平方メートルを予定しておりますが、液状化対策を実施しない範囲につきましては、地ならしをし、かたくした地盤とする路床改良とし、砕石を15センチ、アスファルト舗装を10センチ敷く予定であるということでございます。  以上です。 208 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 209 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 210 ◆12番(新美交陽) 今の話を伺いまして、車庫から出動するための用地が10メートル掛ける72メートルで720平方メートルという地盤改良工事をするというふうに理解をいたしますが、位置的なことは私もちょっとはっきりしません。不明でありますが、感じといたしましては、これでは狭いのではないのかなという気もいたします。少なくとも、最大の防御拠点であります本部敷地は全体をやはり、最低でも、やっぱり密度の高い地盤改良が必要ではないのですかね。いかがでしょう。
    211 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 212 ◆議長(磯貝幸雄) 市長。 213 ◆市長(禰宜田政信) 緊急時におきまして、建物は、先ほど申し上げたとおり、倒壊の危険性はないというふうに考えております。  それで、今回の地盤改良工事の目的は、先ほどから議論になっております、緊急車両等が緊急輸送道路までに出られるように、液状化も含めまして、そうすれば何とか移動できると、車両を移動できるということを狙っているということでございます。  なお、この地盤改良工事に関する予算につきましては、衣浦東部広域連合の2月議会で既に議決をされておることは申し添えておきます。  以上でございます。 214 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 215 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 216 ◆12番(新美交陽) 衣浦東部広域連合のほうで、そういう内容で吟味をされて決められておるということはよくわかりましたが、常識的に考えますと、かなりの何千平米とある土地の中で、一部分だけ都合よく、消防自動車が通るところだけ地盤改良をちゃんとやって、このようにやってあるから、地震が起きたらそこはどうもならんというふうなのは地震に聞かないとわからないんですが、本当にそんなふうな形でいけるのかということを思うと、全体を少なくともやらないと、実際の話、効果が余りないんじゃないのかなという気がいたしますが、それは私一人の意見かもしれませんけれども、指摘をさせていただきます。  いろいろお伺いしてきたわけでありますが、あり方検討会の大変細かい報告書の中には、東日本大震災で被災した消防署のうち、海岸部にあったものの全てが津波に流され、全く機能不全に陥ったと記載をいたしております。対策の第一番目は、この状況からの転換ではないかと思っております。消防署の移転も考えなきゃいかんじゃないのかなということも思うわけであります。  お話を伺っておりますと、対策の主導権というのが衣浦東部広域連合にあるように思われます。今後は、より一層、衣浦東部広域連合と連携を密にしていただいて、対策内容を詰めていっていただきたいと思います。  碧南市は、日ごろ、水で囲まれたまちを自認し、その環境、地形の上に市民の生活があるとも言えるわけであります。予測不能とも思われる巨大災害に全て対処できるわけでもありませんが、少なくとも防災拠点の機能確保については十分研究し、対策を立ててもらいたいと考えます。応急代替施設の確保、出動予定道路の想定等、幾多のケースをシミュレーションし、消防活動の能力発揮が最大限なされるよう、今後とも一層努力されることを願っております。  これで件名1を終わります。  続いて、件名2に移ります。  産業振興推進プロジェクトチームの効果についてということであります。  これは、昨年の議会でも少し取り上げさせていただきましたが、平成25年4月に産業振興推進プロジェクトチームが設置をされ、新たな税源確保に向けて、部を横断した効果的な成果を得ることを目的に活動が開始されたわけであります。  市の財政基盤の中心をなす臨海部企業の発展、成長は、当市の税源が継続的に維持される、まさにその根源であります。  平成20年9月のリーマン・ショック以降の税収の逼迫は、市の事業の自由度を大変狭め、大変窮屈なものにしております。その状況下、経済関連の全ての部、課が一体となり、企業の収益改善、発展、成長の手助けをすることは、まさに当市の生死を左右する大きな課題でもあります。  発足以来1年を経過しようとしている現在、これまでのチームの活動状況、経過等をお伺いいたします。  (1)1年間の活動内容や企業側の反応も含めて、詳しくお伺いいたします。 217 ◆建設調整監(浅見靖伸) 議長、建設調整監。 218 ◆議長(磯貝幸雄) 建設調整監。 219 ◆建設調整監(浅見靖伸) 私のほうからお答えさせていただきます。  市内立地企業のニーズを把握し、工場緑化率の緩和、新たな工業用地の創出等、今後の市の産業振興に係る施策、成長戦略プランについて検討を進めるため、平成25年4月に産業振興推進プロジェクトチームを設置しています。  このプロジェクトチームにおける活動内容としては2つに大別されます。  1つ目は、企業ニーズを把握するための企業訪問を実施しています。製造業を中心に、臨海部に立地する企業71社、内陸部に立地する企業63社、合計134社を訪問し、現在の経営状況や今後の事業展開、行政への展望や課題などをお聞きしています。このうち、15社からは、工場の移転や拡張のため市内に工業用地を確保したいとお聞きしています。また、自社保有地を所有している4社からは、今後の経済状況等を踏まえて移転を検討しているとお聞きしています。  また、企業訪問の中で、国、県や本市の補助金制度、税制の優遇措置、事業継承に関する相談窓口等を御紹介させていただいています。これは、現在の経営状況や今後の事業展開、行政への要望や課題などをお聞きするだけでなく、企業活動に有益な情報を提供し、企業が安心して市内で操業できる環境をつくりたいと考えております。  企業からは、行政が企業に耳を傾ける姿勢や情報提供について評価していただいており、引き続き企業訪問を続けてほしいという声を数多くいただいております。  2つ目は、未利用地、遊休地の活用を検討しています。臨海部の工業用地は平成12年に竣工しており、現在、市内に取得可能なまとまった工業用地はありません。碧南市総合計画や都市計画マスタープランに位置づけられている工業用地の候補地は、関係機関との調整や埋立工事等により早期に工業用地を確保することは難しい状況です。このため、市内の未利用地、遊休地について調査を行い、2号地グランド北側の未利用地について現地調査及び概略検討業務を9月議会でお認めいただき、現在、検討を行っております。検討状況につきましては、3月13日開催予定の臨海対策特別委員会にて中間報告をさせていただく予定です。  以上であります。 220 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 221 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 222 ◆12番(新美交陽) 大変詳しく教えていただきました。  次に、(2)市の税源確保にどのような効果が期待できるのかということをお伺いいたします。 223 ◆建設調整監(浅見靖伸) 議長、建設調整監。 224 ◆議長(磯貝幸雄) 建設調整監。 225 ◆建設調整監(浅見靖伸) 企業訪問をする中で判明したことは、移転等を検討している企業が19社あり、そのうち、3年以内に移転を検討している企業が6社、3年を超えて移転を検討している企業が13社ということでございます。  移転等を検討している主な理由は、新規製品や増産に伴う工場の拡張が12社、分散している工場の集約や老朽化した生産設備の更新に伴う効率化を目指したものが3社、工場周辺の住宅化に伴う環境問題の発生によるものが2社、その他の理由が2社でございます。  中でも、3年以内に移転を検討している6社の企業が希望している工業地は4.6ヘクタールであり、市内に工業用地を確保できなければ市外への流出が避けられず、市の税源である法人市民税、固定資産税の確保のためにも新たな工業用地の確保は急務でございます。  臨海部の工場緑化率緩和により、最大56ヘクタールの敷地の活用が可能となっております。また、現在検討中の2号地緑地の北側を活用することにより、新たに3ヘクタールの工業用地が創出できます。これらにより、工場や倉庫、設備等の新増設が可能となり、雇用の増大、生産性向上による法人市民税や固定資産税の増額につながると考えております。  以上です。 226 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 227 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 228 ◆12番(新美交陽) 税源確保という点から、非常に当市の置かれている状況というのは切迫しているというふうに思うわけであります。  (3)といたしまして、今後の課題や問題点をプロジェクトチームとしてはどのように把握をされておりますか。 229 ◆建設調整監(浅見靖伸) 議長、建設調整監。 230 ◆議長(磯貝幸雄) 建設調整監。 231 ◆建設調整監(浅見靖伸) 企業が市内に工業用地を確保することができないため、市外への流出が避けられません。市の税源でもある法人市民税、固定資産税のみならず、雇用の機会を確保するためにも新たな工業用地の確保が急務となっています。  このため、碧南市の工業用地の候補地における課題を整理するとともに、工業用地を確保するための方針について検討しています。  現時点では、碧南市都市計画マスタープランに掲げられている工業用地の候補地は、埋立工事中や関係者との調整に時間を要するため、早期に工業用地として確保することは難しい状況です。しかしながら、中長期的な視点で工業用地として活用できるように今後とも検討し、工業用地の確保に努めたいと考えております。  また、2号地緑地北側の未利用地を工業用地として活用したいと考えていますが、主な課題としては2つございます。  1つ目は、衣浦港港湾計画で緑地として位置づけられていますので、工業用地に変更する必要がございます。このため、愛知県に港湾計画の変更を要請していく必要があります。  2つ目は、2号地緑地の一部は愛知県が所有する県有地であり、工業用地の造成に際しては、愛知県から土地を取得する必要がございます。  これらの課題を順次解決し、早期に工業用地の造成、企業誘致ができるよう努力する所存でありますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 232 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 233 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 234 ◆12番(新美交陽) ただいまの説明で、工業用地の確保については説明をいただきました。産業振興を図るためのソフト施策としての課題や問題点はどのように捉えておられますか。 235 ◆経済環境部長(中山 修) 議長、経済環境部長。 236 ◆議長(磯貝幸雄) 経済環境部長。 237 ◆経済環境部長(中山 修) ソフト面ですけれども、企業の皆様からの要望にお応えし、産業振興を図るため、碧南版成長戦略の3本の矢としまして、3つの大きな施策を推進していきたいと考えております。  まず、第1の矢といたしまして、大胆な規制緩和であります。これは、昨年12月議会におきまして、碧南市工業立地法第4条の2第2項の規定に基づく準則を定める条例が議決され、臨海部に立地する企業に対しまして、法が許す最大限までの緑地面積率等の緩和を行ったことであります。  続きまして、第2の矢としまして、市内全企業の投資を誘発する新たな補助制度であります。これは、緑地面積率等の規制緩和にあわせまして、今後3年間の時限措置としまして、市内に立地される中小企業を対象に、新たな投資を大きく後押しするために補助制度を拡大するというものであります。詳細につきましては3月7日開催予定の経済建設部会で報告をさせていただきますけれども、現在の補助制度として既に多くの企業の皆様に御活用していただいております償却資産新規取得補助金の上限と補助率を大幅に上乗せし、加えて、臨海部の企業に対しましては、緑地にかえて工場等を増改築する場合を新たに補助対象として拡大するものでございます。  また、県制度であります愛知県新あいち創造産業立地補助金につきましては、これは土地を除く固定資産取得費用の10%、上限10億円を県と市と連携しまして補助する制度でございますけれども、当初の予定どおり県制度が平成26年度認定分をもって終了した場合は、引き続き、平成27、28年度の新規認定分につきまして、市単独で継続することも検討しております。  最後に、第3の矢としまして、企業の皆様から特に御要望が多かったワンストップサービス窓口の設置であります。これは、企業活動に有益な情報収集や相談が市役所の1つの窓口で行うことができ、そして、個々の企業の皆様の御要望に応じてきめ細やかなサービスの提供を行うことができるよう、企業活動を応援するための組織の強化を図ってまいります。  このように、碧南版成長戦略であります3本の矢を確実に推進することで、企業のさらなる投資を呼び込み、市税への好循環を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 238 ◆12番(新美交陽) 議長、12番。 239 ◆議長(磯貝幸雄) 12番。 240 ◆12番(新美交陽) お話を伺っておりますと、臨海部の企業の直面している問題、新たな拡張用地が足りないということが当市にとりましても早急に解決せねばならない喫緊の課題として浮かび上がってくるのではないかと思っております。  今、3本の矢、規制緩和、投資を誘発する補助制度、そして、企業が効率的に事業拡張ができるワンストップサービスということを掲げて、大きく政策を進めるということであります。大変心強く思っております。  しかしながら、企業は生き物であります。経済情勢は、アベノミクスにより大きく景気が上向きの感もありますが、これは、言ってみれば、つくられた景気ではないかと思っております。景気回復は持続しないということであります。景気が循環するということも聞いております。回復し、好況が来た後に、後退し、不況になるということは歴史が証明しているところでもあります。極端な円安によって石油を初め輸入価格の上昇、それにより貿易収支が大変な赤字を計上していることは周知のとおりであります。通貨が下落、国際価格が下がるということが、日本経済にとって近い将来、大変な困難に直面するという可能性は非常に高いというふうに思います。  このような日本が置かれている状況、それは碧南市もその中に置かれているわけでありますが、こういうような状況において、我が市は広大な臨海企業にその生死を依存しているわけであります。全ての対応は猶予のない、待ったなしの状況にあります。ぜひとも、新たな財源確保の道を開かねばならないと思っております。  臨海部というのは、平時は住宅地等の環境の心配をせずに安定して企業活動が行える大変効率のよい工業地域であります。しかしながら、件名1でも取り上げましたように、震災等の不測の事態が起きたときには、軟弱地盤に造成された工業地域は全ての企業がひとしく大きな損害を受けることが予測される地域でもあります。このような臨海部工業団地の特性も十分考慮して、今後のプロジェクトチームの活動も、その視点を市全域に広めて、加え、進めていただきたいなと思っております。  今後は、臨海部のみではなく、新たな税源確保が見込めるようプロジェクトチームで問題意識を新たにして、北部工業団地構想のさらなる発展を初め、より効果的な施策を生み出してもらいたいと提言いたします。  これで終わりにしようというふうに思っておったんですが、ちょっと新しいニュースが入りましたので、提言という意味でお話をさせていただきたいと思っております。  最近、御存じの方も多いかと思いますが、名鉄海上観光船が師崎と伊良湖のフェリーを赤字のため9月で廃止するというニュースが何日か前の新聞に出ておりまして、きのうもラジオで言っておりました。南知多町が県に援助をするということをおっしゃっているらしいんですが、県にそんな猶予はないと思います。これを碧南で受けたらどうかなということを思ったわけであります。碧南は、私、前から観光事業もやっていったらどうかなというふうに思っておりまして、ぜひそういったことを名鉄さんと一回話を、市長、されたらどうかなということを思っております。ぜひ一度、半分みんな笑っておるかもしれませんけれども、研究してみられたらいかがですかというふうに思っております。  もう一つ、これも同じように新聞に載っておりました。まだ時間はありますね、大府市が市街化調整区域の開発基準を見直すということが出ておりまして、この基準は面積の緩和といいますか、これは目的は、ここも同じですね、企業が出ていってしまうから企業誘致の土地をつくるということで、大府市さんが新聞発表されております。御承知のことと思いますが、当然、県から権限移譲を受けて進めておられるわけであります。大府さんは人口8万7,000人ほどの碧南とそう余り変わりはないような市でありまして、このまちですらやはりよそに企業が行ってしまうと、誘致をしないと大変だという思いを非常に強く思ってみえるのが切実に伝わってくるわけであります。  ぜひとも、よその市がこういう形で言っておりますので、市長はいつも他市並みにということが最近口癖のようになっておられますので、ぜひこれもよそにまねをして、負けないように、ひとつやっていただければというふうに思いまして、最後のこれを提言とさせていただきまして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 241 ◆議長(磯貝幸雄) 以上で、新美交陽議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                            (午前 11時 31分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 242 ◆議長(磯貝幸雄) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、長田知久議員の総括質疑を許します。 243 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 244 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 245 ◆5番(長田知久) こんにちは。新しい碧南をつくる会の長田です。総括質疑申出書に基づき統括質疑をさせていただきたいと思います。  それでは、件名1、平成26年度予算についてであります。  経常経費の削減という言葉をよくお聞きします。しかし、先日の実施計画の説明では、学校建設などの建設費も経常経費として考えるというような話を聞きました。そこで、碧南市を運営するに当たり、最低限いかほどのお金が必要なのでしょうか。  まずシンプルにお聞きします。当初予算が否決をされた場合に、必要最低限なお金は、予算は幾らでしょうか。(1)骨格予算はとして、ア、金額をお答えください。 246 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 247 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 248 ◆総務部長(山田 忍) 骨格予算とは、市長、首長の選挙が行われる場合など、政策的な予算を計上しにくいなどの事由により、人件費等必要最小限度の経費を計上する予算のことでありますが、正式な法令用語ではないため定義づけが実はありません。義務的経費、すなわち人件費、扶助費、公債費を骨格予算と仮に定義をいたしますと、新年度では金額としては108億7,000万円余となります。 249 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 250 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 251 ◆5番(長田知久) わかりました。  それでは、イのほうに行きたいと思います。今、108億7,000万円と言われましたけれども、その算定方法はどのようにされているのかお答えください。 252 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。
    253 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 254 ◆総務部長(山田 忍) 節の区分ではなくて、いわゆる性質別経費ということで言っておりますが、この義務的経費の内訳としましては、人件費が39億5,000万円余、扶助費が57億1,000万円余、公債費が12億円余でありまして、これについては予算の概要の係数編にもお示しをしております。 255 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 256 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 257 ◆5番(長田知久) ありがとうございました。今言われました予算の概要(係数編)に載っていますので、今後はそれが義務的経費、最低限必要なお金として認識をさせていただきます。  それでは、予算編成に当たり出されました財政再スタート宣言の成果についてお聞きしたいと思います。  (2)ア、宣言の理由に挙げられた経常収支比率について、どのようにお考えかお答えください。 258 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 259 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 260 ◆総務部長(山田 忍) 経常収支比率につきましては、新年度は92.8を見込んでおります。前年度当初予算見込みでは91.3と見込んでおりまして、1.5ポイントの悪化となりました。この主な理由は、安心・安全対策を積極的に取り組んだことによる維持補修費の増加によるものが主なものであります。 261 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 262 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 263 ◆5番(長田知久) ありがとうございます。  過去を見ますと、平成21年、22年度当初予算では98を超えておりますし、21年の決算見込みでは100を超えておりました。当時の急激な社会状況の変化ということは考慮できますが、経常収支比率に対しての当時のコメントとしては、私は一市民でしたけれども、そういうリアクションはなかったと記憶しております。  それでは、財政再スタート宣言は3年計画となっておりますけれども、その宣言後の変化を見ますと、改善目標が明確に見えてきません。今後も経常経費の削減を目標に事業精査をされていかれることでいいのでしょうか。そのお考えをお答えください。 264 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 265 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 266 ◆総務部長(山田 忍) リーマン・ショック後の経常収支比率は、市税収入の減少に伴い、全国的にも上昇し、とりわけ財政力が豊かな自治体への影響が非常に大きいものがありました。  その後の経常収支比率の動向において、碧南市は愛知県の中で最も率が高くなったことは危惧するところであります。これは当然のことながら急激に改善できるものではなく、今後においても経常経費の削減について引き続き実施をしてまいりたいと考えております。 267 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 268 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 269 ◆5番(長田知久) わかりました。  それでは、イのほうに移りたいと思います。経常経費の削減に努めるということで、事業見直しをされてきたと思うんですけれども、他市比較で事業見直しをしていくということでしたので、他市比較された結果の反映はとしてお答えください。 270 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 271 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 272 ◆総務部長(山田 忍) 25年度の当初予算では、24年度一般会計868事業から、法令義務55事業と、既に標準44事業を除く769事業のうち、429事業について見直しを行いました。また、26年度当初予算では、前年度見直しを行っていない340事業のうち、他市比較を行っていなかった272事業について他市比較を行うことで、碧南市の事業としての立ち位置を確認したところであります。  その結果、標準より高いレベルと判断できる事業や、碧南市独自と判断できる事業、57事業がありまして、この見直し改正の結果、昨日もお答えしております4事業を平成26年度当初予算で見直しをいたしました。  それ以外にも住宅用太陽光発電設置費の補助金や浄化槽の設置整備費補助金など、社会経済状況や近隣の状況を検討する中で事業の見直しを行ってまいりました。 273 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 274 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 275 ◆5番(長田知久) 見直しについて、ゼロベース見直しをするとされていましたけれども、今回で全事業の見直しを完了されたと思いますが、その結果、今4事業でしたけれども、いま一度、その結果をどう捉えているかお答えください。 276 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 277 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 278 ◆総務部長(山田 忍) ゼロベース見直しを図る中で、個々の事業の他市比較を行っております。碧南市の事業の立ち位置をきちんと確認したというところでありますが、その結果、近隣市においても同様に行われている事業については中庸な状況になったと考えております。 279 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 280 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 281 ◆5番(長田知久) わかりました。  1つ確認をさせてください。きのう会派を代表する形で、鍔本議員が質問をされました。その中で、財政再スタート宣言においての事業見直しでの他市比較の見解を話された際に、市長より、平均的ではなく碧南市の特色あるものは残したといった趣旨の答弁があったように認識しましたけれども、ゼロベース見直しを図った結果、今、中庸な事業になったと言われたことに対して、何かちょっとずれがあるのかなと思うんですけれども、いま一度、御説明をお願いします。 282 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 283 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 284 ◆総務部長(山田 忍) 全ての事業を比較を行いました。先ほど申し上げたように、個々の事業について碧南市の立ち位置を確認したということであります。その中でも、今まで豊かな財源のもとで行ってこられた手厚い行政サービスのうち見直すべきものは改正をし、一方、碧南市を特徴づけ有益であるサービスについてはその価値を認識し、市長が言われるように、伸ばしていくものは伸ばしていくということであります。 285 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 286 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 287 ◆5番(長田知久) わかりました。  すぐに結果が出ないというようなこともあるとは思いますので、宣言は3年計画でありますし、この後まだ総合計画等、もう少し長期的に見ていかないといけないものもあると思いますので、また今後いろいろな機会をもって、今のことに対しても質問させていかせていただきますのでよろしくお願いします。  それでは、ウ、義務的経費の動向と今後の動向はとして挙げておりますけれども、義務的経費の推移等についてどう考えられているか、お答えください。 288 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 289 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 290 ◆総務部長(山田 忍) 義務的経費の動向としては、まず推移を申し上げます。  過去3年間の当初予算ベースでの義務的経費につきましては、平成23年度は111億9,000万円余、24年度は108億1,000万円余、25年度は101億6,000万円余、26年度は108億7,000万円余と推移をしております。  また、今後の動向につきましては、実施計画ベースでありますが、平成27年度は109億円余、28年度は109億6,000万円余と見込んでおります。これは扶助費の増加によるものであります。  28年度以降につきましては、社会情勢や市政運営により変動するとは思いますが、高齢化の進展による社会保障費、つまり扶助費の増加など、そういったもので増大する方向性にあると思っております。 291 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 292 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 293 ◆5番(長田知久) 扶助費が増加するということですけれども、これは多分生活にかかわることなのでどうしようもない金なのかなと思いますけれども、それでは、その増加に対して具体的な対応はどのように考えられているのかお答えください。 294 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 295 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 296 ◆総務部長(山田 忍) 義務的経費のうち、まず、人件費につきましては職員の適正配置に努めること。それから、公債費については適債事業の精査を引き続き行ってまいりたいと考えております。御指摘がありましたように、扶助費については国の施策などにより対応していかなくてはならないものも多くありますが、その中で碧南市独自の部分を入れ込む施策については、効果を十分検証する中で選択してまいりたいと考えております。 297 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 298 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 299 ◆5番(長田知久) わかりました。  ちょっと中身を見させてもらうと、人件費なんていうのは年々下がっていくような傾向にあるのかなと。また、公債費も下がってきまして、ただ、増加するとして、扶助費やはり大きく、言われたとおり増加をしております。人件費も減らせるというのも多分限界がありますので、今言われたみたいにお金の、市長もよく言われるコストパフォーマンスの最大化をしっかりと精査して、扶助費の増加に対して中身あるものの施策の充実をよろしくお願いします。  それでは、(3)予算書で見ますと13節委託料、19節負担金、補助及び交付金についてお聞きします。  1月に、会派研修で滋賀のJIAMという研修所に行かせてもらいました。その中で予算について学ばせていただいたので、そのときに、市役所外に出ていくお金、支出先での使い方が見えにくいお金であると、今言った委託料、負担金、補助及び交付金であるという説明をされました。ここは出た後のお金の推移等をしっかりと確認をしておけと言われまして、私もそのとおりだと思いましたので、ここで確認をさせていただきます。  そこで、ア、現状支出に当たっての考え方はとしてお答えください。 300 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 301 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 302 ◆総務部長(山田 忍) まず、委託料につきましては、自治体、職員が直接実施するよりも他の者に委託して実施させることのほうが効率的であるもの、あるいは特殊な技術、設備を必要とする、あるいは高度の専門的な知識を必要とする事業、あるいは事務について委託を行っております。  19節負担金、補助及び交付金につきましては、事業に要する経費の負担割合が定められている負担金を除く補助金、交付金については、一般的には団体などを育成するため、あるいは事業実施のためなど、公益上必要、また、活性化のため認められる場合について支出をする節と捉えております。 303 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 304 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 305 ◆5番(長田知久) わかりました。  それでは、イ、推移と今後の動向はとしてお答えください。 306 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 307 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 308 ◆総務部長(山田 忍) まず、推移について、13節委託料でありますが、これは当初予算ベースで申し上げます。平成23年度は44億3,000万円余、24年度は43億4,000万円余、25年度は42億3,000万円余、26年度は44億4,000万円余と推移をしております。  また、19節負担金、補助及び交付金については、平成23年度は44億円余、24年度は48億3,000万円余、25年度は43億6,000万円余、26年度は48億2,000万円余で推移をしております。  今後の動向でありますが、13節委託料については、本年度は福祉センターあいくるや芸術文化ホール指定管理の開始により委託料としては増加しておりますが、指定管理については、施設の人件費を含め運営管理経費全体で削減しているものであります。  また、19節負担金、補助及び交付金は、本年度は臨時福祉給付金や子育て世帯臨時特例給付金などの支出により増加をしておりますが、長期的には補助金などは事業精査することにより増大を防いでいくと考えております。 309 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 310 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 311 ◆5番(長田知久) わかりました。  それでは、補助金の見直しを再スタート宣言では挙げられておりましたが、それに対する見解をお聞かせください。 312 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 313 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 314 ◆総務部長(山田 忍) 補助金の中にもいろいろありますが、これについては、まず他市との比較をする上で、効果があるかどうかを検証するとともに、市民の皆様や団体など、市政の現状だとか、それから他市との比較、状況を御説明する中で、その相手先の意向も十分酌んだ上で精査をしたところであります。 315 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 316 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 317 ◆5番(長田知久) わかりました。  単純に24年度予算と比較しますと、先ほど言われたんですけれども、補助金の事業数もふえておりますし、金額もふえておりました。そこで今精査をさせていただいたところですと言われたんですけれども、精査した結果、ふえているというようなことなので、これが財政再スタート宣言で挙げられていた項目にとってどのような見解か、いま一度、精査をしていただいた結果、どう思われているかの見解をもう一度お聞かせください。 318 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 319 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 320 ◆総務部長(山田 忍) 補助金については、今まで見直しができなかったところへ一歩踏み込むことができたと考えております。しかし、相手の意向を酌むに当たり、結果的に従前と同じになったものもありましたし、それから削減したものもありました。削減した結果は、当然、されれば不満を抱かれますが、やむなしとされ、それぞれのところで工夫をされて消化されていったというふうに思っております。今後においても引き続き費用対効果を検証しながら削減努力をしてまいりたいと思っております。  ただ、先ほど申し上げた新年度で臨時福祉給付金だとか子育て世帯臨時特例給付金、これはそれぞれ1億円を超える額でありますが、これは19節で支出しておりますので、その分は明らかにふえております。 321 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 322 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 323 ◆5番(長田知久) わかりました。ありがとうございます。  いただいたお金を減らされるというのは嫌に決まっています。ただ、なぜそれを出しているんだよということをしっかりと、やはり明確な目標、このまちの将来というものをしっかりと説明していただいて、理解を得るようにしていただきたいなと思います。  それでは、委託料についてお聞きします。  私が議員になり、議会に図面を示されることが多々ありました。その中で、トイレの表示の誤表示、誤記入や方位の欠落、尺度の間違い等、私が以前やった土木の現場監督をしたときには考えられないようなものが議会に上がってきました。議員に図面を読める人間がいないので、そういった適当な図面でもいいという考えならばやめていただきたいですし、人的ミスならば非常に怖さを感じます。それは、現在、棚尾のまちづくり事業等でコンサルタントを初めとした外部委託をされております。その委託をし、出された成果品に対する精査というものは十分に行えているのか疑問に思うからです。これ以外にも委託事業というのは非常に多くやっております。委託することにより職員の経験値の低下が起こっているのではないかと懸念するところでありますので、それについてのお考えをお答えください。
    324 ◆建設部長(稲垣生夫) 議長、建設部長。 325 ◆議長(磯貝幸雄) 建設部長。 326 ◆建設部長(稲垣生夫) 私のほうからお答えさせていただきます。  御指摘のございました議会への提出書類につきましては、正確な書類の提出に心がけてまいりたいというふうに思っております。  また、外部委託の成果品につきましては、当然、図面、数量等、監督員としてチェックするということは精査を含めて行ってきておるというふうに考えておりますけれども、今後もより一層職員のスキルアップに努めてまいりたいというふうに思っています。 327 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 328 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 329 ◆5番(長田知久) よろしくお願いします。  私もいろんなところで話をさせてもらうと、土木とかでも昔は職員さんが町なかで測量しておったんだよとかいったときに、触れる機会が今よりまだ多かったのかなというふうに思いますし、そのときに何をやっているのということで、まちに対しても興味を引くようなことがあって市民の関心も引きつけられたというようなことも感じますので、委託をされるのもいいですけれども、その辺のノウハウ等々をやはりいま一度考えてもらって、経験値の低下のないように、委託されてもそこで何か職員さんが学べるような仕組みづくりというものを考えていただいて、委託の仕方、あり方については、いま一度御検討願いたいと思います。  それでは、次に行きたいと思います。  最近パブリックコメントの募集をやられております。しかし、コメント数は非常に少ないです。そこで話を聞きますと、認知度が非常に低いと感じました。私も話をさせてもらう場ではいろいろ話をさせていただいておりますが、まだまだ自分の活動も足りないのかなと反省をしております。  そこで、(4)新規条例が予算に与える影響はとしてお聞きします。  ア、協働のまちづくりに関する基本条例は何か影響がありましたでしょうか、お答えください。 330 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 331 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 332 ◆市民協働部長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  協働のまちづくりに関する基本条例施行後の平成26年度予算への反映でございます。  まず、地域まちづくり組織モデル支援事業がございます。昨年7月に自主組織「つながりのわ 日進みらいの会」として規約を定めまして、会の目的に協働のまちづくりに関する基本条例第22条に規定する地域まちづくり組織の設置を目指すと記しておりまして、市といたしましては、この日進みらいの会を地域まちづくり組織のモデルといたしまして、自主財源確保に向けた活動を支援するために、日進公民館の敷地内に資源回収用の物置を設置し、これを無償貸与していくというものでございます。  次に、きのう6番議員にも御答弁申し上げましたが、市民公益活動活性化補助事業でございます。この補助事業につきましては、協働のまちづくりに関する基本条例の第19条の財政支援、この項目に、市民活動を行う市民の自発的意思及び自立性を損なわない範囲において必要な財政支援を行うことができると規定をされておりますので、ただ、補助規程に制限を設けるなど、これが既得権化しないための配慮もいたしております。  そのほか、予算には大きく影響はしませんが、この4月にオープンをいたします碧南市市民活動センター、ここでは市民活動の情報の提供、相談体制や活動の場所の提供など、市内の市民活動の促進に期待をしているものでございます。 333 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 334 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 335 ◆5番(長田知久) ありがとうございました。  昨年度も協働のまちづくり事業はあったと認識していますが、条例の制定により、予算要求、事業化ではどのような変化がありましたか、お答えください。 336 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 337 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 338 ◆市民協働部長(松井高善) ちょうど1年たつわけでございますが、この条例の施行を受けまして、地域協働課の予算といたしましては、私どもの要求どおりのものを新年度予算として計上しておりますのでよろしくお願いいたします。 339 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 340 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 341 ◆5番(長田知久) わかりました。ありがとうございます。  もう一つ別の事例として、これは昨年度になりますけれども、議会での審議時間が長かったという点で挙げさせてもらいましたが、碧南市暴力団排除条例については同様の予算に与えた影響はありましたか、お答えください。 342 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 343 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 344 ◆市民協働部長(松井高善) この碧南市暴力団排除条例は、碧南市からの暴力団排除について基本的な事項を定めまして、市民の安全で平穏な生活を確保するため平成25年1月1日に施行されております。  碧南市が行う内容といたしましては2つありまして、1つ目は、公共工事その他の市の事務または事業により暴力団を利することとならないように、また、暴力団の排除のために必要な措置を講ずるように努めるということでございます。2つ目は、公の施設の利用が暴力団の利益になると認められるときは、当該公の施設の利用を許可しない、こういうことでございます。  この条例を促進するために、平成24年12月27日に碧南警察署と合意書を締結いたしまして、暴力団か否かを照会することや、相手方からの妨害などに対しまして支援や協力を得ることができるようにいたしております。  この条例施行後に暴力団かどうかの照会をした事例は1件ございましたが、暴力団と判明して排除した事例は今のところございません。  なお、碧南市が補助金を交付している碧南高浜防犯協会連合会の下部組織である碧南高浜暴力追放市民会議部会が広報啓発活動や暴力相談活動をしておりまして、碧南市といたしましては、引き続きその活動に協力してまいります。  最後に、御質問をいただきましたこの条例による予算的な施策については、特にはございません。 345 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 346 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 347 ◆5番(長田知久) ありがとうございます。  これに関する予算を見ますと、防犯協会への補助金には変化がないのですが、先ほどの協働に関する条例とは扱いがどう違うのでしょうか。また、啓発活動と言われたんですけれども、他市でよく見る暴力団関係者お断りといったような看板を公共施設に掲示されていると思うんですけれども、他市では。市民意識の向上を図るといったことではあってもいいのかなと思うんですけれども、それについても一緒にお答えをください。 348 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 349 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 350 ◆市民協働部長(松井高善) 協働に関する条例との違いということでございますが、本条例の中身といたしましては、平成23年4月1日に施行されております愛知県暴力団排除条例、これを補完する条例でございます。具体的には、県の条例では効力が及ばない市の事務事業と公の施設からの暴力団の排除、この2点を補完しているものでございます。  また、他市でよく見る暴力団関係者お断りといった看板の掲示ということでございますが、民間の飲食店やスーパー銭湯、こういうものなどではよく見かけておる看板でございますが、私ども調査の結果では、近隣各市の公共施設の状況を確認する中では該当するような看板は把握しておりませんので、現在のところ、公共施設に掲示していく考えはございません。 351 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 352 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 353 ◆5番(長田知久) わかりました。条例によってもそれぞれの扱いが違うということですけれども、いまいち、それぞれに対する皆さん方の頭次第かなと思いますので、どういう方向に向かって、市が条例でやっていくということは基本ルールだと思いますので、しっかりとそれが意味あるものになるようによろしくお願いします。  次に、最後、(5)のほうに行きたいと思います。23年度予算までは予算関係書類に掲載がありましたので、ちょっとここでお聞きしたいと思います。  (5)土地開発公社の現状についてお聞きします。年に1回説明がありますが、改めてお聞きします。  ア、土地開発公社借入残高、土地開発公社借入残高比率は現在どうなっているのでしょうか、お答えください。 354 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 355 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 356 ◆総務部長(山田 忍) 碧南市土地開発公社の借入残高は、平成24年決算では24億8,750万円、25年度決算見込みでは22億1,500万円で、前年度対比2億7,250万円の減を見込んでおります。  また、土地開発公社の借入残高比率、これは標準財政規模に対する公社の借入残高の割合でありますが、24年度決算では16.1%、25年度決算見込みで14.4%であります。  なお、土地開発公社が保有しております土地の面積を申し上げますと、平成25年度決算見込みでは21件、5万8,096.13平米であります。そのうち保有期間が5年以上となるものは11件で、1万4,501.27平方メートルであります。 357 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 358 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 359 ◆5番(長田知久) わかりました。ありがとうございます。  今言われた5年以上の保有に関しての見解と、長期保有は今後はふえるのか、市が購入しての土地活用に対してどう考えられているのかお答えください。 360 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 361 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 362 ◆総務部長(山田 忍) この保有期間が5年以上となる11件のうち、5件は県道、それから県営公園用地のために先行取得をした県事業用地でありまして、6件は市事業の先行取得用地であります。現在、新たに土地開発公社が先行取得する際には、5年以内の市による再取得を条件とした協定を締結しておりますので、原則として、長期保有土地の面積が増加することはありません。保有期間が5年以上となっている用地は、購入後の経済状況の変化などにより、事業計画の見込みが立たなかったりして長期の保有を余儀なくされているものであります。よって、これら先行取得した用地は、購入時の事業計画または事業予定が施行されるまでの間、保有することとなります。ただし、事業見込みが全く立たない用地の一部を道路事業の代替として売却したものだとか、あるいはパーク・アンド・ライドとして現在貸し付けをして活用している例もあります。 363 ◆5番(長田知久) 議長、5番。 364 ◆議長(磯貝幸雄) 5番。 365 ◆5番(長田知久) ありがとうございました。  私が挙げた質問項目は以上でありますけれども、今後、一般質問等で、この辺はまちづくり全体のことも絡んでくると思いますので、させていただきたいと思うのでよろしくお願いします。  また、先ほどの市民協働に関することでも、またこれも一般質問させてもらいたいと思うんですけれども、1つ疑問に思っていることがあるので、協働というものが私は外から見させてもらうと、市民がやりなよというふうな感覚があるんじゃないかというふうに捉えております。あそこでもうたっていますけれども、市民と行政がともに手をとり合ってまちづくりをやっていこうということが協働というような本質で皆さんが、当時つくられた委員さんも言われていましたので、そのところがやはり、市民がやれよという感覚に陥っているんじゃないかなという疑問を持っていますので、疑問を持っている人間がおるよということを頭に入れて、来年度、26年度の事業のほうを進んでいってください。よろしくお願いします。  それでは、これで私の総括質疑を終わりたいと思います。ありがとうございました。 366 ◆議長(磯貝幸雄) 以上で、長田知久議員の総括質疑を終わります。  次に、永坂直義議員の総括質疑を許します。 367 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 368 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 369 ◆8番(永坂直義) 改めまして、こんにちは。まちづくり研究会の永坂直義でございます。  ただいま議長の許可をいただきましたので、総括質疑をいたします。なるべく極力、通告書に基づいて行いますので、よろしくお願い申し上げます。  件名1、この件に関しては昨日の18番議員や過去多くの議員の皆さんが質問をされていることだと思うんですけれども、あえてさせていただきます。件名1、施政方針について。  1、テーマ「世界に誇る碧南市を目指して」について。  ア、そのテーマをなぜ挙げられたのですか、お聞かせください。 370 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 371 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 372 ◆総務部長(山田 忍) 市長は2期目のマニフェストに「世界に誇る碧南市を目指して」というスローガンを掲げられました。スローガンは、理念や目標などをわかりやすいフレーズで簡潔に言いあらわすものであると認識しておりますが、施政方針のテーマにこのスローガンを掲げられたことは、より高い目標に向かって全力で努力し、よりよい碧南市を目指すという決意表明であると認識をしております。 373 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 374 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 375 ◆8番(永坂直義) ありがとうございました。  それでは、イ、具体的に何をどうするのでしょうか、お答えください。 376 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 377 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 378 ◆総務部長(山田 忍) 昨日の御質問でもお答えをしておりますが、このスローガンは市政運営における理念であり、特定の事業を指すものではありません。碧南市が行っておりますさまざまな施策において、常に市民の声に耳を傾けながら、限られた予算の中で最高の費用対効果を発揮し、市民満足度を向上するための大きな理念であると認識をしております。  この市長の理念をもとに、特に市民が安心・安全に暮らせるための対策、次の時代への地盤固めと種まきとしての産業基盤を充実する施策、協働のまちづくりを先導していく施策など、施政方針で御説明いたしました大きく7つの施策を行ってまいります。 379 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 380 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 381 ◆8番(永坂直義) ありがとうございました。  あしたから3月です。旧暦の3月は弥生と言われます。弥生とは古来から、木草弥生い茂る月、つまり草木のいよいよ生い茂る月の意味から来たという言葉と考えられています。現代では、「いやおい」の約転、水に浸した稲の実がいよいよ生い伸びる意味、これは辞典から引用したんですけれども、そういう説や、「いやおい」の変化した言葉だと、こういう説がいろいろあります。枕草子の一文に、弥生三日はうらうらとのどかに照りたる云々と、こんな言葉があるんですけれども、実は私があえてここでお聞きしたのは、こういうキャッチフレーズですとかテーマというのは大変重要な言葉だと思うんですね。きょう隣で碧南高校の卒業式、夜には定時制の卒業式も行われます。いよいよ高校卒業して社会もしくはいろんな方面へ進まれる方が、きょう今、隣からどんどん輩出されます。その方たちが市長の言葉を聞いて、あっ、碧南はこんなふうになっていくのか、それじゃ、私も碧南のために、僕も碧南のために一丁、一肌脱ごうかみたいなことが思えるような言葉が実はお聞きしたかったのであります。禰宜田市長におかれましてはぜひとも、私のささやかなお願いですけれども、そんなふうな議員がいたというふうなことを思っていただいて、ぜひこの「世界に誇る碧南市を目指して」という言葉を常々考えていただきたいなと逆にお願いをします。  それでは、(2)財政再スタート宣言の2年目の取り組みについてお聞きします。  これも今、先ほど5番議員とか過去多くの議員も御質問されていますけれども、またあえて聞かせてください。  ア、なぜ2年目も継続されるのでしょうか。よろしくお願いします。 382 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 383 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。
    384 ◆総務部長(山田 忍) 財政再スタート宣言は、今まで行ってきました高いレベルにある行政サービスの再点検を行うことで、県下標準レベルへの改革を進め、将来にわたって持続可能な市政運営へ転換していくことを大目標に掲げ、平成25年度から27年度までの3ヵ年をかけて取り組んでいるものであります。その中で、2年目となります26年度は、1年目にしてやり遂げられなかった点検や改革を引き続き検討していったものであります。 385 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 386 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 387 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  1年目にしてやり遂げられなかった点検や改革とは具体的にはどんなことですか、教えてください。 388 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 389 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 390 ◆総務部長(山田 忍) これは先ほどもお答えをしましたが、前年度見直しを行っていなかった事業、340事業のうち、他市比較を行っていない事業、272事業の見直しであり、この事業の他市比較を行うことで、碧南市の施策としての立ち位置を確認したということであります。 391 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 392 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 393 ◆8番(永坂直義) それでは、イ、どういう状態になれば終了なのでしょうか、教えてください。 394 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 395 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 396 ◆総務部長(山田 忍) これも先ほど御説明したとおり、点検により見直しの検討が終了すれば、事業の他市比較についての宣言としての一定の役割は果たしたと考えております。しかし、根本的には、時代や社会経済状況、あるいは市民生活などのニーズを見きわめながら、その時代に即した事業実施の検討は常にし続けてまいる考えであります。 397 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 398 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 399 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  私がくどくどとお聞きしているのは、すべからく義務的な経費というか、上級官庁、国とか県とかで、これは碧南市がやりなさいというものでなくて、例えばこういう財政を立て直すとか、積極的に未来に投資するとかといった事業に関しては、やはり何かしらのあらかじめの終了の条件を決めておいていただいたほうがいいのかなと、そういうふうに思います。そうでないと今やっていることが、じゃ、何のために何をどうしていくのかということが全くわからずに、ただただいいことをしているからいいじゃないかというような議論にもなりますので、ぜひともその辺のことは、釈迦に説法みたいな話になるかもしれないですけれども、よろしくお願いをしておきます。  それでは、(3)行財政改革について。今のところ財政改革ということは先ほどの質問の中に財政再スタート宣言のこともちょっとお聞きしたものですから、ここでは市政というか、行政運営の仕方についてお聞きします。  ア、なぜ碧南市政にとって改革が必要なのか教えてください。 400 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 401 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 402 ◆総務部長(山田 忍) 市において、行財政改革を行う必要性は2つあると思います。  1つは、第5次碧南市総合計画において、健全な財政を推進するまちづくりの課題として、安定的、効率的な行財政運営を図るため、その推進が求められていることであります。  もう一つは、市長は就任して以来、一貫して市役所と市職員の目的は市民満足度と費用対効果の最大化であるとし、そのために職員は常に自分の行っている仕事に対して改善、改革を繰り返し、最大のコストパフォーマンスを発揮する努力をしていくことであります。これが我々の職務でもあると思っております。 403 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 404 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 405 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  それでは、イ、職員提案制度の状況をお聞かせください。 406 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 407 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 408 ◆総務部長(山田 忍) 25年度の職員提案活動状況の結果を申し上げます。  分類が幾つかありまして、まず報告、これは所属業務についておおむね1年以内に実施済みの改善内容の報告でありますが、これが293件。提案、これは所属業務にとらわれず、自由で建設的な発想で未実施の事務改善提案または政策的提案でありますが、これが320件。合わせて過去最高の613件が出されました。  なお、この職員提案件数は年々増加をしております。ちなみに、20年度190件、21年度212件、22年度448件、23年度577件、24年度565件でありました。  この職員提案の目的は、改善イコール経費の削減のみというものではありません。費用対効果の向上を図ることばかりでなく、市民満足度の向上、職場や労働環境の改善の向上を目的とした報告あるいは提案も募集をいたしました。  今年度の受賞提案の一例を紹介しますと、520台もの職員のパソコンの更新、入れかえ作業を、一般的には業者により実施をするわけですけれども、これを職員のみによって実施し、その経費を削減したこと。それから、各選挙において開票時間の大幅短縮をし、一選挙では県下でトップの開票時間の早さということ。あるいは、一般廃棄物最終処分場のヤギによる草取りということなど、費用対効果の向上が図られた実績報告があった一方、ツイッターだとかフェイスブックの実施、あるいはマスコットキャラクターの着ぐるみ作成とその活用と総選挙、公共施設の休館日の変更など、市民サービスの向上、市民満足度の向上につながる提案も多くありました。  いずれも職員各自が、自発的に、より楽しく、生き生きと改善活動に取り組んだ結果であると評価をしております。 409 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 410 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 411 ◆8番(永坂直義) それでは、ウ、市長からの能動的な具体的な改革というのはあるでしょうか、お聞かせください。 412 ◆総務部長(山田 忍) 議長、総務部長。 413 ◆議長(磯貝幸雄) 総務部長。 414 ◆総務部長(山田 忍) まず、市長2期目のマニフェストでの取り組み状況としましては、行財政改革として掲げた13項目のうち、市長等特別職の給料月額のカット、副市長の1人体制、税金、水道料金等のコンビニ収納の3項目を実施し、その他の10項目についても全て決定済みとして着手をしております。  また、これら費用対効果の向上を図る取り組みのみならず、本市においては全国的にもすぐれた事業、また、市内にはすぐれた自慢できる特産物が多くあるにもかかわらず、市民の皆様も含め、まだまだ広く知られていない現状があり、これが市の弱み、職員の不得手でもあった部分はあります。  この点では、市長はみずから碧南市の実力を宣伝するため、全市民宣伝マン構想の実現の先頭に立って、会議だとかメディア、ホームページ、C・Sへきなん動画ギャラリーなど、あらゆる機会を通じて碧南市の魅力を積極的に発信しております。その中でも、職員提案から、全職員が同じ名刺を使っての碧南市をセールスするものが実行されてまいりました。  また、市長就任時から、市長みずから直接職員に対して自身の考えや方針をC・Sコメント、C・Sメール、C・Sミーティングなどでもって発信をし、意見交換するなど、職員意識の高揚、改革など、人材育成への取り組みも積極的に行っております。それが昨年策定しました人材育成基本方針が目指す職員像、「~市民満足度最大化のために~『信頼と協働により楽しさを創造する職員』」につながっておると思っております。 415 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 416 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 417 ◆8番(永坂直義) ありがとうございました。本当に長々とありがとうございました。  実は、これはあくまでも私の1つの提案なんですけれども、市長もテーマを掲げていますし、7つのマニフェストも事あるたびに言われているわけなんですけれども、実は大変残念なことに、これが実は機関決定されていないんですよね。確かに市長はそれを掲げて市長選に出られて、当然見事に当選をされたからいいじゃないかということなんですけれども、実は議会が物事を決める、採決をして決めることにどんな意味があるのかということをつらつら考えると、やはりそこで本当に二元代表制というか、一堂を会している皆さんが心を1つにするには、やはり機関決定しかないんじゃないかと実は私は思っているんです。そのための議会でないと、やはりただただ淡々と業務をこなすだけでは本当は余りおもしろくない、外から見ていても。やっていても、そう大したことはない。いわゆる流れ作業で終わってしまう可能性が、ちょっと言葉が過ぎましたが、そのようなことを常々実は2年間やらせていただいてすごく感じてしまうんですね。ですから、本当に市長のやる気とか皆さんの熱意を伝えるためにも、そういった案はどうかなと、こんなふうに、今、2年間の感想でございます。よろしくお願いします。  それでは、続きまして、(4)協働社会の構築についてということで、ア、どのような状態を目指しているのかお聞かせください。 418 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 419 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 420 ◆市民協働部長(松井高善) 私よりお答えさせていただきます。  施政方針の中では、地域で人と人がつながることにより、生きがいや幸せを感じることのできる社会と記されております。平成25年4月に施行されました碧南市協働のまちづくりに関する基本条例の前文にも、「生活の安心・安全をこれから維持していくためには、地域での日常的なつながりを見つめ直し、防災を始め、防犯、子育て、孤独といった多様化する地域課題を皆で協力して乗り越えていかなければなりません。」と記載されております。このことは、碧南市をさらに住みよい、住み続けたいまちとして次の世代に引き継いでいきたいと思えるものとなると信じております。 421 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 422 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 423 ◆8番(永坂直義) 先ほど長田議員も質問されていたんですけれども、この辺のことがやっぱり悶々としているというか、協働って一体どういうことなのかということなんですけれども、やはりまずいろんな碧南市の困った問題を行政と市民が一緒になって解決するというのが協働になるわけなんですけれども、そこの場に乗ってこない市民を、じゃ、いかにどうしていくのかという社会科学的な計画というか具体策が出てないものですから、あえてお聞きしてしまうんですけれども、地域課題をみんなで協力するとは本当に簡単なことではないと思うんですけれども、具体的にはどうすればよいと思われますか、お聞かせください。 424 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 425 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 426 ◆市民協働部長(松井高善) 地域の課題というのは、地域の方々が課題と感じるものであり、地域によってこれはさまざまでございます。まずは地域の方々が地域の抱える課題をどうすべきか、これを市民と行政が対等な立場で話し合える場、この場づくりというのが必要であると考えております。地域の課題をみんなで一緒に何とかしていこう、こう思える関係づくりができる場を地域の方々とつくっていきたいと思っております。 427 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 428 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 429 ◆8番(永坂直義) 今、場づくりを地域の人々でやっていくということで、実は今、日進のほうで「つながりのわ 日進みらいの会」という方が一生懸命やってみえるわけなんですけれども、そこの現状と、少し前に、実は私が先進地と思っていた三重県の名張市から視察を受けるほどの活動をされているというふうなお話をお聞きしたんですけれども、もう少し詳しく教えてください。 430 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 431 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 432 ◆市民協働部長(松井高善) 平成23年の12月に地域のつながりをつくるモデル地区事業といたしまして日進小学校区でスタートしたモデル地区会議は、四日市大学の小林教授、この方をアドバイザーとしてお迎えしまして、地域の課題をみずから解決する組織の検討をしておりました。  平成24年11月には、「つながりのわ 日進みらいの会」として、県道沿いの花植えや資源回収などの対外的な自主活動が始まっております。  平成25年7月になりまして、会の規約もつくられ、現在は活動の企画、調整、実施、毎月の会議運営もメンバーによりまして自主的に実施をされております。  チラシなどの配布、メンバーの声がけによりまして、スタート時には23人だったメンバーが現在は35人まで、12人ふえておりまして、会の自主活動のほか、公民館まつりを初めとする日進地区の各種イベントなどにも参加をして、各種団体の下支え、こういうものをしていただきながら、地域内の連携を図っていただいております。  今後は町内会、日進連区とのより一層の連携に向けまして、定期的な情報交換を行っていくことも考えていると伺っております。  議員の御指摘にありました三重県の名張市の桔梗が丘地区でございます。ここから先日の2月8日、16名の方にお越しをいただき、日進みらいの方々との交流会を開催いたしております。これは、平成23年に碧南市職員が先進的事例を研究するために名張市にお邪魔をしたことが縁となってお話をいただいたものということでございます。  住民主体のまちづくりに関しまして、まだまだ名張市の足元にも及びませんけれども、日進みらいの会のメンバー一人一人の意識の高さについては、お互い、視察にお越しいただいた名張市の皆様も大変驚いておられたということでございます。  いずれにいたしましても、「つながりのわ 日進みらいの会」の活動は、碧南市協働のまちづくりに関する基本条例に規定しております地域まちづくり設置に向けて、今後も積極的な支援をしてまいります。 433 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 434 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 435 ◆8番(永坂直義) ありがとうございました。  実は私も去年、名張市への視察へ行かせていただきました。私が行ったところは美旗地区というところで、そこの地縁法人美旗まちづくり協議会の皆さんの本当にはつらつとした説明は、今でも忘れることができません。  ただ、定年退職後の彼らが5年後、10年後、同じ情熱を持って活動できるのか、協議会内での人づくり、後継者の育成はどうしていくのかという疑問がいまだに頭から離れません。「つながりのわ 日進みらいの会」に対して今後とも積極的な支援をしていかれるとのことですが、そうしたことを具体的にお聞かせください。 436 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 437 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 438 ◆市民協働部長(松井高善) 議員御指摘の後継者の問題、これはどこもが抱えることであると思っております。先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、日進みらいの会では、各種団体のOBの方々をメンバーに加えながら、より一層の連携づくりと、将来の会の中心を担う世代の参加に取り組んでいただいております。  市といたしましては、ことしの1月に全連絡委員の皆様を対象に協働の講座を実施いたしました。この講座の終了後、日進連区、町内会の役員の方々に、日進みらいの会の活動内容や地域まちづくり組織の必要性、これを説明いたしまして、日進みらいの会との連携、つながりなどをお願いしたところでございます。今後も、みらいの会との連絡を密にしながら、自主性を損なわない範囲での支援を行っていきたいと考えております。 439 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 440 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 441 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  それでは、ウ、碧南市全地区への展開はということでお聞かせください。 442 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 443 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 444 ◆市民協働部長(松井高善) 協働社会の構築には、地域の方々との信頼関係のもとに市民と行政とがお互いを補完しながら事業を行っていく、これが必要不可欠でございます。先ほどもお答えをさせていただきましたけれども、日進みらいの会が碧南らしい地域まちづくり組織として地域にも認識されれば、今後、全市的に地域まちづくり組織の設置を進めてまいりたいと思っております。  このための施策の1つといたしまして、平成26年度より各公民館長を地域協働課の地域連携推進員として併任をしていく予定でございます。今後、地域とのつながりのある公民館長を、地域連携推進員として地域協働課職員の身分もあわせ持つということで、地域の実情に合った、市民と行政が連携、協力をした地域まちづくり組織の設置に向けた準備が可能になっていくのではないかと思っております。  一方で、1月には連絡委員の皆さんに向けて講演会も開催いたしております。今後こうした市民向けの地道な啓発活動もあわせて実施をいたしまして、協働社会の構築の必要性を浸透させていきたいと考えております。 445 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 446 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 447 ◆8番(永坂直義) それでは、お聞かせください。今、地域連携推進員として地域協働課職員の身分もあわせ持つことで、地域の実情に合った、市民と行政が連携、協力した地域まちづくり組織の設置に向けた準備が可能となるとのことですが、従来の公民館活動や行事等にプラスして地域まちづくり組織の設置に向けた準備をされるということでしょうか。 448 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 449 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 450 ◆市民協働部長(松井高善) この地域連携推進員には、公民館活動の傍ら、地域で活動する人材、団体の把握など、これを把握する中で、今後中心的に地域のまちづくりを考えていただけそうな、そういう人材を発掘していただく予定でございます。そういう人材の中で地域まちづくり組織を考える、これが円卓会議に発展できれば大変ありがたいと考えております。 451 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 452 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。
    453 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  実は私も棚尾という地区で地域のことをはいつくばるようにしてやってきているわけなんですけれども、本当に今の御発言は大変願ったりかなったりというか、意外に公民館長さんというのは地域のことに関心があったりなかったりという、キャラクターによってしまうものですから、学校の先生の担任じゃないですけれども、当たり外れがあると、地域によっては。それが実情だったり。ちょっと不適切な発言があったらお許しください。私が実はそう今まで感じてきたものですから、本当に当たり外れがあったんですね。ですから、こういう従来の公民館活動や行事にプラスしてそうしたことをやられるというのは大変尊敬というか、ありがたいことなんですけれども、すごく難しいと思うんです。  ただ、難しいことを難しいと言っているだけでは全く前に進まないものですから、せっかく条例もできましたものですから、ぜひ前に進めるように、本当に冷静なまでの計画、問題点をクリアにして、この問題を解決するためには、じゃ、何をどうしたらいいのか、誰にどんな話をどういうタイミングでしていったらいいのかという本当にちゃんとした計画を立てていただいて、そのためには円卓会議というか、そういうところにも上げていって結構だと思うんですけれども、そういうふうな話し合いということが大変必要だと思っているんです。  つまりどういうことかというと、私が今まで碧南市役所の皆さんがやってこられたことをつらつら思うと、本当にお金が潤沢だったものですから、何でも言えばお金を出してくれる、言えばやっていただけるというふうで、地域の皆さん、それを当たり前だと実は思ってしまっている面があって、実は昭和54年、1979年からたしか碧南市は交付は受けていないと思うんですけれども、だからそれが癖になっていて、例えばこういう条例ができても、市役所が何とかしてくれるだろうという意識が実はまだまだあって、そういった意識を、じゃ、どうやって変えるのか。中にはあいつが嫌いだ、こいつが好きだという地域もあります。ですから、そうした難儀なことを言うおじさんをいかに口説いていくかということを本当にやっていただきたいなというふうに思います。  そのためには、やはり僕は、今回の質問で冒頭に申し上げたおもしろいこと、楽しい言い方でないと人は寄ってこないと思うんですよね。ありきたりの施策だとか、これをこういうふうにいついつまでにやりますというのは、情報としては大変ありがたいんですけれども、本当に心が動くのかなと思うと、やっぱり疑問に思ってしまいます。ただ、部長を初め課長も、皆さん、大変期待を申し上げておりますので、ぜひ最初の計画段階から慎重にやっていただきたいなというふうに思ってお願いをして、件名1を閉じたいと思います。よろしくお願いをします。ありがとうございます。  それでは、件名2の教育行政方針についてお聞かせください。  昨日の18番議員の発言に全く反対するというか、異議を唱えるわけでは全くないのですけれども、実は高松先生の出されたこの教育行政方針について、上の3行は大変高松先生らしくて、私は大変その文章が好きで今回の総括質疑になったわけですけれども、あの文章がなかったら、多分ここの場に立っていない、3月議会はお休みだと、こういうふうに体を決めていたんですけれども、ありがとうございました。  それでは、(1)学校教育について。昨日の6番議員の方、何回も質問してみえるんですけれども、食育に関して質問をさせていただきます。本当に過去多くの議員が質問されて、またかというような感じがするわけなんですけれども、先生が教育行政方針の中で書かれている文章で、朝食を抜く児童・生徒がなくなるようにするなどと、こういうふうに言われているわけなんですけれども、具体的な方策があったら教えてください。 454 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 455 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 456 ◆教育長(高松 透) 食に関しては、言うまでもなく家庭が中心となって担うものと考えております。しかし、核家族化の進展や共働きの増加などの家族形態の変化とともに、食生活や食習慣そのものも随分と変化してきたように思います。  食育を生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるものと考え、学校教育活動全体を通じて指導をしております。  朝食に関しては、朝食を抜く子供たちが問題となり、その改善に向けて取り組んでまいりました。具体的な取り組みとして、給食センターが発行する食育だよりや各学校の養護教諭の発行する保健だよりなどで、朝食の重要性や栄養バランスのよい食事の必要性を繰り返し児童・生徒や保護者に啓発しています。  また、児童・生徒は家庭科の授業の中で食と健康のかかわりについて学習し、正しい食生活の大切さを学ぶほか、総合的な学習の時間や特別活動で食をテーマに取り上げ、食に対する理解を深めております。 457 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 458 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 459 ◆8番(永坂直義) ありがとうございました。  平成25年度碧南市食育推進会議、これは担当課が違いますかね、農業水産課が所管しているやつなんですけれども、ここで今先生がおっしゃられたパーセンテージとかがいろいろあるんですけれども、なかなか各家庭まで行って食べてくれと言うのも難しいかと思うんですけれども、児童・生徒や保護者に啓発されているということなんですけれども、現在の状況はいかがなものでございましょうか。 460 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 461 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 462 ◆教育長(高松 透) 小学校5年生と中学校2年生を対象に、食育に関する調査を行っています。この調査は市内全校で行っていますけれども、1校につき1クラスを選んでの抽出調査であります。その中で朝食に関するアンケート調査をしています。平成25年度では、ほとんど毎日朝食を食べるは、小学校5年生で88.4%、中学校2年生では84.2%です。朝御飯をほとんど食べないは、小学生5年生が4%、中学校2年生では2.4%です。なお、抽出クラスによる調査ですので毎年数字の変動はありますが、今後も粘り強く啓発に努めてまいりたいと思っております。 463 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 464 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 465 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  本当に難しい問題で、積極的に食べてこないのか、それとも食べさせてもらえないのかというのがすごく疑問に残るんですけれども。  イ、市の教育委員会による小中学校への研究委嘱についてということで、(ア)過去の実施状況を教えてください。 466 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 467 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 468 ◆教育長(高松 透) 記録から読み取ってみる限りでありますが、昭和26年に棚尾小学校において市の委嘱を受け、学校指導に関する研究を行っています。昭和23年に新川小学校が県の委嘱を受け、体育学習の発展的指導法について研究していることから、市の指定研究も戦後間もないころから実施されていたものと考えております。  以前の碧南市研究委嘱校設置要綱では、小学校は1年に1校、中学校は2年に1校の割合で研究指定を行ってきました。最近ですと、平成15年に日進小学校が市の指定研究を受け、「地域で学び、心豊かにたくましく生きる子どもたち」というテーマで取り組んでいます。平成16年度以降は、文部科学省や県の教育委員会から研究委嘱された学校があった場合に、その学校が市の研究指定を兼ねておりましたので、市独自の指定研究は平成15年度以降行っておりません。 469 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 470 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 471 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。平成15年以降は行われていないということですね。新しくやられるということですね。  それでは、(イ)課題、反省点について教えてください。 472 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 473 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 474 ◆教育長(高松 透) 他市では毎年研究発表を開催し、よりよい教育実践と教員の資質向上を図っております。文部科学省や県教委の委嘱がなくなった平成19年度から以降、碧南市では研究発表会を開催しておりません。若い教員は研究発表会や研究を進めるための取り組みを経験していません。それ以上に、若い教師を指導する中堅教師の、系統を立てた研究の進め方や研究発表会等の経験の少なさが、研究を進める上で問題となるのではと考えております。  同時に、研究を進めることは、教員の負担感が増すことにつながることにもなりかねません。負担であるかどうかは、その研究を自分のものとし、教師自身が必要性を意識することで変わるものと思います。そのため、研究内容は各校の先生方でしっかり話し合い、現場の先生方にとって本当に必要なものになるようお願いしておりますし、また、その研究発表の仕方についても、負担の少ないような研究発表になるように話をしております。  以上であります。 475 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 476 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 477 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  それでは、現在ではやられなくなった研究発表を復活させるということで、児童・生徒の皆さんにどういった利点があるのか教えてください。 478 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 479 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 480 ◆教育長(高松 透) 研究を進め、教員の指導力が向上することで、よりよい授業実践が重ねられ、児童・生徒の学びの意欲が高まり、確かな学力につながるものと信じています。昔から、教師は授業が勝負と言われています。児童・生徒にとって、わかった、できたという実感が持てる授業であれば、子供たちは落ちついて意欲的に取り組めます。そうすることで、学校生活全般も落ちつきのあるものとなり、生徒指導上の問題も減り、児童・生徒が安心して楽しく学校生活を送ることができるようになると考えています。 481 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 482 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 483 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  つまり、そういうことなんですね。授業がおもしろかったら、授業がわかったり本当に楽しかったら、生徒は放っておいても学校に来るんですね。実はきのうも鍔本議員がおっしゃられていたんですけれども、例の佐賀県の武雄市でも反転授業というのはやっぱりその一環で、あらかじめiPadで予習をしてきて授業がわかるということで、おもしろいということになり、手法はいろいろあると思うんですけれども、一度、高松教育長がそういった研究発表を復活させるということで大変楽しみにしておりますので、ぜひとも肩の力を張らずに、高松先生らしいやり方でやっていただければいいのかなと勝手に思っております。  それでは、ウ、家庭や地域に信頼される学校づくりについて、これであえて信頼されるとされた理由をお聞かせください。 484 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 485 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 486 ◆教育長(高松 透) 愛知県教育委員会は、児童・生徒にとって、学ぶこと、友達といることが楽しい、通いたくなる学校、保護者にとっては安心して子供たちを任せられる、通わせたくなる学校、教職員にとって、働きがい、生きがいを感じる、勤めたくなる学校を期待する学校像として挙げています。  家庭や地域の皆様に信頼される学校とは、安心して子供を任せていただくことのできる学校と考えています。子供たちの成長にとってとても重要なことは、家庭と学校、地域が協力して教育活動に取り組むことだと考えています。学校が信頼されて初めて家庭や地域と同一歩調での取り組みが可能となります。そのため、そのように述べさせていただきました。 487 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 488 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 489 ◆8番(永坂直義) ありがとうございました。  それでは、(ア)開かれた学校づくりとは、具体的に教えてください。 490 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 491 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 492 ◆教育長(高松 透) 2日目、6番議員への答弁でお答えしましたが、開かれた学校が意味するものは、時代とともに変わってきています。近年の情報機器の発達により、我々はいながらにして瞬時にさまざまな情報を得ることができるようになりました。そのため、保護者や地域の方々は、学校行事への参加やインフルエンザでの学級閉鎖など、学校にかかわる情報を少しでも早く知りたいと望んでみえます。また、学校行事や学校公開日以外の日常の子供たちの活動の様子を各校のホームページから少しでも知りたいと願ってみえます。開かれた学校が持つさまざまな意味での、現在、保護者の皆様が特に望まれているのが、これらの情報発信であると考え、それに応えるべく取り組んでいます。  以上であります。 493 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 494 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 495 ◆8番(永坂直義) それでは、学校行事等へ保護者や地域の皆様に参加していただき、皆様からの御意見を学校経営に生かして云々と、こうあるわけなんですけれども、具体的に教えてください。 496 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 497 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 498 ◆教育長(高松 透) 以前は、学校公開日などはお母さん方が中心でいらっしゃいました。近年はお父さん方の姿もたくさん見受けられるようになりました。その他の学校行事へ参加していただく様子からも、学校教育に関する関心が高まっていることを強く感じております。  学校行事への参加で直接目にされる子供さんたちの様子や、情報発信で受け取られる学校情報など、学校への理解が深まることで、学校への意見や要望も多くなっています。ふだんの連絡帳を介してのやりとりや電話連絡のほか、直接顔を合わせて話し合う必要があるときは家庭訪問を行っています。懇談会など直接顔を合わせる機会もありますが、皆さんの御意見や御要望を学校にいただく学校評価が一番の保護者の思いを知る機会となっています。それらの意見は、以後の学級経営や学校経営に生かされております。 499 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 500 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 501 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  家庭訪問では自分の子供の話が中心となり、学校行事等へ参加したついでに話をするとなると、学級経営とか学校経営のような大きなテーマの話題が出にくいと思うのですが、その他の方法は考えていただけないでしょうか。 502 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 503 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 504 ◆教育長(高松 透) 先ほど御説明いたしました学校評価は、碧南市の学校が実施するようになってまだ五、六年というところです。ほとんどの小中学校で全家庭の保護者を対象とした学校評価を行ってきましたが、一部の学校ではPTA実行委員などを対象として学校評価を実施していた学校がありました。そのため、本年度からは全ての学校において全保護者を対象とした学校評価が実施されるよう依頼いたしました。  学校経営には校長の独自性があらわれ、特色ある教育活動が発揮されるものでありますので、学校評価も各自で独自の内容で行っております。ただ、どの学校にも自由記述の欄がありますので、そこに学校への思いを持ってみえる保護者は御意見を書かれます。原則、無記名でのアンケートですので、自身の思いを気兼ねなく書け、励ましのお言葉や厳しい御意見など、さまざまな声が集まります。それらの結果をまとめ、保護者に返すとともに、職員会などにおいて話し合い、学級経営や学校経営に生かしております。 505 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 506 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 507 ◆8番(永坂直義) ありがとうございました。本当に丁寧に説明いただき、ありがとうございました。  教育行政方針を読みまして、開かれた学校と書いてあったものですから、じゃ、今現在、開かれていないのかと、こんなふうなうがった見方を実はしてしまったんですけれども、やはり校門の開放とかホームページの開設とか、そういったハードの面ではなくて、できたら先生たちと、今の高松先生がおっしゃったような先生たちと保護者の人たち、それから地域の人たちが本当に心を開くようなソフトな施策をやっていただけたらいいのかなというふうに思います。  それで、あと、ついでの話をします。いじめ・不登校対策委員会というのが各学校でやられていると思うんですけれども、実は私もいろんな立場で何回か出させていただいたんですけれども、それがちょっと形骸化しているんじゃないかなと、こういうふうに思います。ですから、例えば、学校の判断で必要なしと、ことしはやらんでいいと、皆さん、こういうふうに参集しなくてもいいよというような年があってもいいんじゃないかなというふうに思います。ただ、何かあるときには、本当に事前の何かある前から頼むよみたいなことをやっておけば、ほかの学校なんか、中学区だけではなくて、いろんな学校のPTAの皆さん、地域の皆さんは、本当に碧南の皆さんは多分協力的でしょう。ですから、そうした情報をなるべく早く出して、当然匿名であるべきなんですけれども、なるべく早い時期からそんな情報を流して、とりたてて年に1回、いじめ・不登校対策会議をやらなくてもいいのではないかな、こんなふうに思います。  それと、もう一点。今、教育委員会制度が国のほうで、どういうふうになるかわからないんですけれども、実は、先ほどもちょっとお話しした佐賀県の武雄市では、市長みずからもう次の一手を考えてみえます。当然、武雄市の市長は総務省の出身なものですから、多分そういうパイプがあるものですから情報はきっと入っているかと思うんですけれども、やはり碧南の教育委員会制度も、きのうの18番議員のお話をまつまでもなく、日本全国として教育委員会の制度がちょっとおかしいのかなと、こういうふうに思われていると思うんですよね。つまりそれはどういうことかというと、大津のあの人の発言というか、あえてあの人と言うんですけれども、本当に責任者、出てこいというふうにブラウン管に向かって言いたくなるような答弁の仕方があったものですから、多分きっとこんなふうな、国のほうでも教育委員会を何とかしなきゃいけないなというふうに思うんです。つまり、私は制度だとかシステムの問題ではなくて、多分このことに関しては俺が尻を洗うみたいなキャラクターが必要じゃないのかなというふうに思います。そういう意味でも高松先生にすごく期待を申し上げておりますので、よろしくお願いしたいなというふうに考えます。  それでは、(2)社会教育について御質問させていただきます。  ア、青少年健全育成について教えてください。  (ア)現状の問題点は。よろしくお願いいたします。 508 ◆教育部長(金沢宏治) 議長、教育部長。 509 ◆議長(磯貝幸雄) 教育部長。 510 ◆教育部長(金沢宏治) まず、現状ということで、本市の青少年健全育成を組織の概要で申し上げますと、碧南市には3つの会議を組織いたしまして青少年健全育成を推進しております。  まず、一番上位、これは青少年問題協議会でございます。これは本会議で条例改正をお願いしておる会議ですが、青少年育成事業に関する基本方針を決定しておる会議です。  その下に2つの団体がございまして、1つが青少年育成市民会議でございます。この会は、市内のさまざまな団体の代表の方で組織をされたもので、市全体で取り組む啓発活動、広報等でございますが、それと関係団体相互の連絡調整を行っておりまして、親子キャッチ575は、この団体の活動でございます。  もう一つは、青少年育成推進員連絡会でございます。この会は、公民館を拠点としてさまざまな事業の中心となって活動をしていただいております。市内7地区の推進員で構成をされまして、相互の連絡調整をする場であり、地区間の連携を図る大切な会議でもございます。  その他、健全育成に関しましては、各地区の青少年育成推進員、子供会、おやじの会、PTAの方々が中心となり、活動を積極的に進めていただいております。  問題点ということでございますが、比較的役員等の任期が短い場合、継続的な取り組みが難しいといった面はあるものの、どの会の方々も青少年健全育成のために熱心に活動をしていただいております。  以上でございます。 511 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 512 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 513 ◆8番(永坂直義) ありがとうございました。  どの会の方も熱心に活動をしていただいているとの御答弁がありました。私自身も実はいろんな団体の役員の方を初め関係者の皆さんの日ごろの活躍には本当に頭が下がる思いですし、大変感謝を申し上げる次第であります。
     さて、この件に関しては、少し視点を変えて2回目の質問をさせていただきたいと思います。  これまでの取り組みの成果といったようなものを整理する中で、現状の取り組みを何か見直すような必要性についてはどのようにお考えでしょうか。 514 ◆教育部長(金沢宏治) 議長、教育部長。 515 ◆議長(磯貝幸雄) 教育部長。 516 ◆教育部長(金沢宏治) まず現状の取り組みということで御紹介をさせていただきたいと思いますが、青少年を取り巻く社会環境につきましては、児童虐待、いじめなど子供たちの安全を脅かす事件、あるいはニートやひきこもりに象徴される現代の若者の社会的自立のおくれなど、複雑多様な問題を抱えております。  さきの青少年問題協議会では、碧南警察署と連携をしまして、少年犯罪の現状と傾向について御報告をいただく中で、新たな課題に対する解決策、地域連携のあり方について御協議をいただいております。  具体的な例としては、25年6月の会議では、「子どもたちの自尊感情を高める」、これをテーマとして、現状の報告と解決策について話をいたしました。さらに、26年2月、今月ですが、情報モラル教育、これを取り上げまして、懸念されております携帯電話やスマホをめぐる諸問題について学習し、今後の取り組みの参考としてまいりたいと実施をしております。  また、各地区青少年推進委員会につきましても、例えば、例年バスを使って遠足みたいなことをやっておったんですが、これをあおいパークでの農業体験学習に変えることにより、体験学習を通じてボランティアの育成を意識した内容に変更するなど、新たな取り組みを進めている地区もございます。  御質問者おっしゃるとおり、今後も何らかの成果が形となって見られるような事業の取り組み、こういったものを意識し、必要な見直しを随時検討していきたいと思っています。  以上でございます。 517 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 518 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 519 ◆8番(永坂直義) ありがとうございます。  それでは、(イ)地域ぐるみの活動を積極的に推進と、こうあるんですけれども、そのことをもうちょっと詳しく教えてください。 520 ◆教育部長(金沢宏治) 議長、教育部長。 521 ◆議長(磯貝幸雄) 教育部長。 522 ◆教育部長(金沢宏治) まず、各地区で行われている公民館まつり、あるいはふれあい長縄跳び大会、大浜、棚尾、鷲塚などで行われております餅つき大会など、これにつきましては、地区の青少年推進員、子供会、おやじの会、PTAの方々が積極的に取り組んでいただいております。  青少年が心身ともに健やかに成長するためには、大人たち、まずは大人たちが家庭、地域ぐるみで子供たちに目配り、気配りをする環境づくりが大切であると考えていますので、今後とも地域ぐるみの活動を積極的に推進してまいりたいと思います。  以上です。 523 ◆8番(永坂直義) 議長、8番。 524 ◆議長(磯貝幸雄) 8番。 525 ◆8番(永坂直義) ありがとうございました。  つらつら思うと、子供というのはやっぱり被害者なんですね。特に問題行動を起こしたり、学校に来られなくなっちゃったりする子供というのは、やっぱり本当に大人の被害者だと、こういうふうに心が痛くなるわけなんですけれども、やっぱりそんな子たちといろいろ話をしてみると、とどのつまりが一生懸命やっている大人を見てきていないというのが私の今のところの結論なんですね。ですから、なるべくどんなことでも一生懸命にやろうと私は思っているわけなんですけれども。  例えば社会教育に関しては、生涯学習課さんが中心となって文化会館で、あと各地区の公民館で本当にいろんな活動をやってみえるんですけれども、人が行動することというのは、単純に考えて2つしかないと思うんですね。それはエゴなのか人のためなのかという2つしか実はなくて、エゴのためにやるのは、例えば自分がダンスを習いたいからダンスをやる、詩吟を謡いたいから詩吟をやる。それがエゴと言ってはなんですけれども、自分の楽しみでやる。世のため人のためというのは大変大上段に構えて恥ずかしいような言葉なんですけれども、それが今どきの言葉で言うとボランティアともちょっと違うかもしれないですけれども、そんなようなことにつなげるとするなら、そうした自分の好き勝手にやっていることが地域のためになるような施策を打っていくところが社会教育である、実は僕は生涯学習課の位置なのかなと思っているんですね。だから大変難しいことかもしれません。  ですから、先ほど申し上げたように、条例ができました、市役所の職員と一緒に市民の皆さんも一緒に碧南市をよくしていきましょうといって、賛同してその会議の場に出てこれない、出ていきたくない、そんなの嫌だよ、日当をくれるならいいよみたいな人も当然いると思うんですね。ですから、そうした人たちの意識をどうやって変えていくのかというのが僕は皆さんのお仕事なのかなと、こんなふうに思っているんですね。せっかく、いろいろあったんですけれども、条例が通りました。この条例は、やっぱり僕たち議員のためではなくて、市役所の職員のためでもなくて、やっぱりこれから碧南でおぎゃーと生まれて碧南で活躍していく人たちのためになければいけないと思うんですね。ですからそのために元気な大人が、元気なおじさんが、元気なおばさんが一生懸命やっているというのをやっぱり見せないといけないのかな。それが行政的に言うと社会教育になっていくのかなって今のところは思っています。よろしくお願いします。ありがとうございました。 526 ◆議長(磯貝幸雄) 以上で、永坂直義議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 33分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 45分 再開) 527 ◆議長(磯貝幸雄) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、加藤厚雄議員の総括質疑を許します。 528 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 529 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 530 ◆4番(加藤厚雄) 本日最後の質問者となりました、公明党の加藤厚雄です。きのう、きょうと10人目ですので、質問の内容が大分ダブっています。半分以上ダブっていますけれども、何番議員と同じという、そういう寂しい答弁はなるべく避けて、できれば違った角度で質問させていただきますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。  一番最初に、件名1、禰宜田市長が施政方針を18日に演説して、きょうが十日というふうになりますけれども、去年、私は「世界に誇る碧南市を目指して」というのは質問しましたので、なおかつ、また、きのう、きょうとたくさんの方が同じ質問をして、市長はよほど抵抗力があるのか、回復力が強いのか、言われても言われても「目指して」というのを施政方針の表紙のタイトルにいまだに載っけているというのに敬意を表したいというふうに思います。ただ、若干去年よりか字が小さくなっている。だけど、本当にそれを目指していなければ必ずできないと思うというふうで、目指しているという限りはいいんじゃないかなというふうに自分は思っていますけれども。  1番目、財政再スタート宣言。これは何人の方が聞いたかというのがあれですけれども、もう私も覚えました。4事業あると言いましたので、4事業も、これを見ると、市議会協議会の内容によりますと、情報審査会運営事業と計量対策事業と防疫事業と特別支援教育推進事業の4事業と。ただ、57事業を見直す中の4事業であります。影響額も、全部足しても218万円余です。本当にこの4事業だけなのか、また、来年度はどういうような財政再スタート宣言の計画を持っているのかお伺いします。 531 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 532 ◆議長(磯貝幸雄) 副市長。 533 ◆副市長(金原 功) 4事業ということでございますけれども、この財政再スタート宣言は平成24年9月に宣言をしまして、この2年にわたりまして、各事業を他市比較の中で比較してきた。結果的に4事業が削減の対象になったということでございますので、今回は、一通り、これで事業の見直しというか、他市比較については終わりましたので、今後ということでありますと、12月議会でも御承認いただいた使用料、手数料の部分というのが平成27年にございますけれども、基本的には一通りの見直しは終わったというふうに判断しております。今後は、社会情勢等の変化によってはまた再度見直しを図っていくということは当然やっていきますし、常にゼロベース見直しで、毎年事業の見直しも引き続きやっていく予定でございます。 534 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 535 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 536 ◆4番(加藤厚雄) 次に(2)、私が去年1年間の一般質問や委員会等で質問、発言した等の中から基本的にはもう一度質問させてもらうというふうに、きょうは総括質疑ということで質問させていただきます。  市長の施政方針の中に、1つ目が安心・安全なんだと。その中に、本年8月には防災体制の確立と防災意識の高揚を図るために、愛知県との合同により大規模地震及びそれに伴う大津波を想定した防災訓練を行ってまいりますと。防災訓練ということで予算書を見ても、防災訓練のところがないんですわね。若干載っていたのが自主防災会組織育成事業、この中に8月31日にあると。だから、予算として調べていくうちに、県の事業の愛知県の緊急津波対策防災訓練推進事業費192万7,000円というのが計上されていましたけれども、この防災訓練は今までの防災訓練とどういうふうに違うのか、また、どういう特徴があるのか、どういうことを目指しているのかというのをお伺いします。 537 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 538 ◆議長(磯貝幸雄) 副市長。 539 ◆副市長(金原 功) まず、8月31日の日曜日の県との共催ということで、津波・地震防災訓練でございますけれども、碧南市にとっても初めての本格的な津波防災訓練であるということで、浸水区域の市民の皆さんが参加できるような訓練としていく。それから、多くの関係機関が参加する県レベルでの大がかりな訓練ということでありますので、県からいろんな提案、あるいは新たな訓練を実施するというもので、現在、内容については県と協議をしております。  現時点で申し上げられることは、メーン会場につきましては玉津浦グランド、サブ会場を西端小学校を予定しております。また、津波避難訓練であるために、浸水地域の市民の方が避難することとなるということで、市の指定する避難所あるいは一時待避所と協定を結んでおりますので、その民間施設も利用していく予定であります。  今回の訓練テーマが決まってまいりまして、「まずは自助から、つなげよう、深めよう、地域の絆」ということで、当然、地震発生時、すぐには救援隊等が来ることができないということでありますので、まずは家庭、御自身、自分で身を守るということで、自助力を最優先ということで、そういった避難行動をとるということ、また、参加者に耐震改修等の重要性を改めて理解していただく、そして近所の人との共助による防災力の向上を目指すという部分でございます。  こうした初めての県との合同の訓練を実施することによりまして、市民の皆様の防災意識がさらに向上するものというふうに期待しております。  それで、市の予算につきましては、県の予算と市の予算的には、予算で持っておりますのが、140万円ほどの市費は一緒にこの訓練で支出していく予定でございます。 540 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 541 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 542 ◆4番(加藤厚雄) もう少し詳しく聞くと、私もいろんなところに防災、減災で視察に行ってまいりました。そうすると、規模というのが各市町村によって、1万人で多いというところと1万人で少ないというところとあるんですけれども、大体どのくらいの規模を予定しているんでしょうか。 543 ◆市民協働部長(松井高善) 議長、市民協働部長。 544 ◆議長(磯貝幸雄) 市民協働部長。 545 ◆市民協働部長(松井高善) 私よりお答えさせていただきます。  これは愛知県との共催の訓練でございまして、8月31日の日曜日ということで計画をしているわけでございますが、参加者をどの程度予定するかについては今検討中でございますので、はっきりと数字のほうは申し上げられません。 546 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 547 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 548 ◆4番(加藤厚雄) 急な質問でしたので大変申しわけありません。  その中で一番大事なのは、伝達方法なんですね。防災訓練をするのに真っ先にやらなくてはいけないのが、いかにして情報を伝えるか。碧南市もいろいろな方法でやっています。防災メールだったり、ピッチFMだったり。そういったものを考えると、情報伝達ができた上で来るという訓練をやっているのか、情報伝達ができない状態も想定しているのかというのを考えますと、やはり災害時の要支援者と言われているお年寄りだとか身障者、あと、私のほうが市民のほうから聞くのは、今、市のほうでは防災メールを進めているんですね。だけど、防災メールは、碧南市にも外国人がおって、会話はできても日本語の漢字がまだ全部理解できないんですね。そういった災害時の要支援者だとか、外国人も本当は入れて防災訓練をすると、そこからこうしてほしい、こうでなければいけないという要望なり指摘なり、市民の満足を得るための方法が出てくると思うんですわ。だから、なるべくそういった方も含めて防災訓練を考えてほしいなというふうに思っているんですけれども、その点はいかがでしょうか。 549 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 550 ◆議長(磯貝幸雄) 副市長。 551 ◆副市長(金原 功) 今回の県との防災訓練につきましての情報伝達手段ということは、ことし碧南市がやった、今議員おっしゃられた防災メールだとか同報無線だとか一般的なもの、そして携帯3社の緊急防災メールということは引き続きやっていきます。問題の、やはり高齢者、あるいは障害者の災害要援護者、この方たちにつきましては、当然、自主防災会等の訓練の充実の中で、当然、そういった人たちにいかに伝えて、いかに避難をさせるかということは大きな課題であります。今回、県の中の訓練にもそうしたものを取り入れていただくようなことも考えていきたい。あと、外国人の関係も、他市、先進地ではそういった伝達方法もやられておるということも聞いておりますので、今後、そういった災害弱者等につきましては、先進事例を参考に取り入れていきたいというふうに思っています。 552 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 553 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 554 ◆4番(加藤厚雄) あと、市長の施政方針の中に、都市基盤整備に関する施策の中で、災害時には緊急車両の通路や避難路として整備するための用地取得という一文が出てきます。私も去年の12月に質問しました。また、常々言っている、通路を確保するために狭隘道路の対策をしっかりするようにと。また、きょうも新美議員のほうから消防署の件も出ましたけれども、やはり緊急輸送道路、特に臨海部は埋立地ですので、消防署の建物が崩壊しなくても、敷地が崩壊しなくても、あそこは埋立地ですので、道路そのものが、輸送道路そのものが液状化なり空洞化で、消防署だけ残ってほかの道路は陥没していたら、そこから市役所へも病院にも行くことはできません。そういうことからいっても、12月にも質問しましたけれども、今はマイクロ波を使って道路内の調査ができると。そういった狭隘道路並びに緊急輸送道路の点検というのを、今どのように考えているかというのをお伺いします。 555 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 556 ◆議長(磯貝幸雄) 副市長。 557 ◆副市長(金原 功) まず、緊急輸送道路ということで、国県の道路についてはそれぞれが点検をされて、現在、私どもの部分でいきますと、今年度は愛知県が棚尾橋の部分の橋脚の耐震化と落橋補修をやるということになります。ここで国県の橋梁については、基本的には対策済みということであります。  それから、市道の15メートル以上の道路につきましては、かけかえになります長田橋を除きましては、耐震の対策は完了し、これは橋の部分です、落橋防止でございます。いわゆる緊急輸送道路の老朽化に対する点検だとかいう計画でございますが、これは、実は、15メートル以上の橋梁につきましては、平成22年に点検を行っております。平成23年度には長寿命化計画を作成しておりまして、今後、そこの部分の改修を今度やっていくということで、今年、26年度につきましては、大浜上橋の補修工事を行っていくという部分がございます。  そういった道路の点検でございますけれども、これは国の補正予算によって、これも平成24年度に道路のストック点検だとか、路面、道路の附属物のそういった点検も実施をしておりますので、この調査結果に基づいて、順次改修工事も行っていく予定でございます。  当然、国、県の考え方も、液状化対策を全部事前にやるというのは非常に困難な問題でございますので、まずはこの緊急輸送道路が先行して、それについては事前にやると、落橋防止も含めてやるということですが、液状化が起こったときに、特に国道、県道につきましては、東日本大震災では応急復旧でかなりいけるという部分がございますので、そういった対応になろうかと思います。問題は、市道の細かい道路の部分につきましてはやっぱり心配になりますが、その辺は、幹線以外はどうしても応急復旧の中で対応せざるを得ん部分もあるかというふうには思っています。  それから、狭隘道路の件につきましても、26年度の早い時期から事前協議制度、これを、今、民間の建築士会等にもお願いしてやってまいりますので、そういった中で、そういった狭隘道路の解消についても積極的に行っていくつもりでございます。 558 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 559 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 560 ◆4番(加藤厚雄) 次の3番目の橋梁の件も答弁が半分あったような感じもしたんですけれども、橋梁のほうも12月に質問しました。外部から見ただけだとだめだと。橋の床版部分の内部の調査もきちっとやってほしいというのを要望させていただきましたけれども、その件についてはどうなっているでしょうか。 561 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 562 ◆議長(磯貝幸雄) 副市長。 563 ◆副市長(金原 功) こちらの検査につきましては、これは愛知県の橋梁の定期検査要綱に基づきまして、現地調査員で目視あるいは打音によって、コンクリートの床版だとか、漏水、遊離石灰の状況だとか、剥離だとか、鉄筋の露出、あるいはひび割れ、こういった調査をして損傷の度合いを見ていくというものであります。より詳細な点検ということの中では、そういった機械を使った点検についても、これは私ども市だけではやれませんので、県だとか近隣の状況を見ながら検討してまいりたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。 564 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 565 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 566 ◆4番(加藤厚雄) 次の4番目の、この項目も1つ目の安心・安全のところなんですけれども、施設の老朽化対策ということで、市長は施政方針で安全性や緊急性を考慮しとうたってあるんですけれども、スピード感を持って対応したいと。それは当然のことであって、私が12月に質問をして提案したのは、いろんな公共施設のあり方というのを検討すべきだと。市民満足度と言うのであるならば、市民の意見をしっかりと聞いて、あったほうがいいやつ、ないほうがいいやつというのをきちっと精査をしてほしいというのを申し上げました。白書をね。市長に聞くけど、しっかり白書をつくって検討するという考えは、市長、あるのでしょうか。 567 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 568 ◆議長(磯貝幸雄) 副市長。 569 ◆副市長(金原 功) もちろんあります。現在、内部で検討しております。  今ここに来まして、国のほうがそういった公共施設の総合的な計画、いわゆる老朽化対策だとか、見直しの計画をつくれという話がありまして、それを受ける中で、そうしますと多分補助対象にもなろうかと思いますので、それの中で、こういった老朽化施設の今後のあり方、そして、例えば統廃合も含めた格好で当然検討をしていくと。今、国のほうの期限が、私の記憶では平成29年までというふうに聞いておりますので、今は他市が先行して、もう西尾さんやなんかはやっているところもあるようですけれども、うちは内部で今やっておって、そいつを国の制度にのっとって、それまでにやるということでございますのでよろしくお願いします。 570 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 571 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 572 ◆4番(加藤厚雄) 市民満足度ということからいうと、市民からお伺いしたことと、また、自分が気づいたことを二、三点言いますと、去年の6月議会で一般質問したのが公園の遊具でした。実際、つくったときの公園と、つくった後の利用者の状態が違っていると。そういったのは、老朽化したときに、利用目的に応じたアンケートをとってつくり直してほしいと。また、市民の方に聞いたように、公共施設の案内板で、数年前に、衣浦斎園の標識があるんですね、あそこに。市民の方50人に聞きましたけど、知っている人は1人だけでした。というのは、みんな看板を見んでも行けるからかもしれませんけれども、看板が右のほうにあるんですよ。普通は、信号機も道路標識も、走ると左にあるんですよね。北側から来る人はいいんですわ。でも、碧南の葬儀場は、みんな斎園よりも南にありますので、こっちから行くとみんな右側だもんで、ほとんどの人は気づきません。気づかないがゆえに、私に市民相談で何と言ってくるかというと、看板をつけてくださいと言われますから。だから、それほどわからないし、満足度もないので、それも老朽化したときでいいんですけれども、見直しをやってほしいということです。  あと、もう一点は、私が個人的に、党としても市政報告会をやっていますので、きのう、本会議の前に芸文ホールに申し込みに行ったんですね。そうすると、いつもだと30日前でいいんですわ。きょうの30日後というのは、わかります。きょうの30日後というのは、3月28日じゃないんですわ。あしたから3月だもんで、3月30日なんです。それ、受付の人も聞かずに、きのう行って、29日目、だから2月27日の日に3月28日の申し込みに行ったんですわ。まず、あいているかどうかを調べてくれた。それで、加藤さん、利用者カードがないもんでつくってくれって言われた。時間がかかるねと言ったら、うん、10分か15分かかります。申込書を書いてくださいと言われた。書いた後に、芸文ホールは照明とか音響があるもんで、30日を切っていますのでだめですと言われた。これは非常に、そうならそうと最初から言ってくれんと。最初から言うか、2月だけは十分気をつけて、30日後というのは日にちが違うんだよと。そういったことも含めて見直しをよろしくお願いしたいということであります。  次の5番目。これも安心・安全のところなんですけれども、市長が抽象的といいますか、市民病院について、市民病院改革プランで経営の効率化を図るとともに、基本理念である温かな心のこもった医療の提供のもと、地域に信頼され選ばれる病院、職員が誇りを持って働ける病院を目指し、地域医療の充実に努めてまいりますと。これが抽象的ですので、なるべく今進めている事柄をもう少し詳しく説明してください。 573 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 574 ◆議長(磯貝幸雄) 副市長。 575 ◆副市長(金原 功) それでは、改革プランの具体的な取り組みということで、少し説明をさせていただきます。  改革プランは、医療の充実、経営の健全化、職員の意識改革、この3つを重点項目としまして全48項目から成っておりまして、これが平成24年から26年度までの3ヵ年計画であります。この48項目は、さらに100項目の具体策を設定しておりまして、この内容につきましては、毎年10月末でその進捗状況を自己評価しておる。その上で、2月に運営審議会の場で報告をさせていただいておるところでございます。  主な項目について少し御説明をさせていただきますと、まず、病院経営の効率化と健全化ということでは、適正な診療報酬の請求、施設基準の検討及び診療報酬の積極的な算定に注力し、平成26年度は診療報酬改定の年でもあるために、新たな基準について、可能なものは積極的に要件のクリア、届け等の取得に努めておると。その効果ということでは、1,200万円余ということであります。それから、一方で、委託料の削減あるいは委託契約の仕様書の見直し、契約内容における仕様書の見直しや、院長みずからの出席によって物品等の価格交渉、これによって契約額の削減、これが1,040万円余と。  それから、地域に信頼され選ばれる病院、職員が誇りを持って働ける病院を目指すという取り組みの中では、院内の利用者の満足度の向上を目指すための病棟のアンケートの定期的な実施という、これを集計することによって、いろんな要望について各部署へ徹底をして、職員の意識改革に努めておるところでございます。  それから、医療機器の充実、医療の質の向上対策としましては、電子カルテの医療データを活用しまして具体的な改善策の協議、検討ということで、院内の医局会におきまして、医師との報告、必要な診療科と症例検討会などの実施もしております。
     それから、地域に信頼される病院を目指すということでは、地域の医療機関、診療所と病院との連携の確立でございます。これにつきましては、地域連携室が中心となって広域的な活動ということでは、地域の医療機関への訪問によって、紹介の患者数の増加、あるいはリーフレットの配布によるPR、地域医療機関への訪問に努めておるというところでございます。  そして、この改革プランも26年度をもって終了となりますので、26年度の診療報酬の改定がありますので、それをもとに今後新たな方向性を定めるという、新しい計画の策定について検討していくところでございます。 576 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 577 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 578 ◆4番(加藤厚雄) 次に、福祉のところで、市営宮下住宅建替事業として、仮移転先確保のための空き家修繕工事を行ってまいりますと。そうでなくても、私、6月に一般質問させてもらって、本当にまだまだ空き家があるのに修繕が進んでいないということで一般質問させてもらって、9月に補正予算で564万9,000円追加でついたんですけれども、来年度の計画を教えてください。 579 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 580 ◆議長(磯貝幸雄) 副市長。 581 ◆副市長(金原 功) 新年度予算ということの中でお話ししますと、新年度の予算的には10戸分を予定しております。空き家修繕の予算は388万円ほどでございます。今現在、今年度の予算の消化も含めまして募集をかけておるわけでございますが、年度末は16戸の不足になるということで、予算を上げていく段階では10戸であったんですけれども、その後、ここへ来て転居された分がございますので、今は16戸あいておりますので、当然、今後の予定を見て、その差6戸につきましては、また補正で対応してまいりたいというふうに思っております。 582 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 583 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 584 ◆4番(加藤厚雄) じゃ、件名1の(7)協働社会の構築についてということで、禰宜田市長は、6つ目の中に、市民協働推進事業の中に、こういうふうに公言されました。自分たちの住む地域の将来をどうしたいのか、そのためには何をし、どんな人がかかわり、どんな仕組みが必要かなどについて議論が交わされというふうに演説をしてくださいました。  私も議員になってから、いろんな傍聴できる会合には出てきたつもりであります。委員会とか審議会とか協議会というので出てきたつもりでありますが、教育委員会を初め、市民病院の運営審議会、図書館の協議会とか青少年問題協議会とか、あと、くるくるバスとかいうのも出させていただきましたけれども、ほとんど議案については、委員が十五、六名おっても何の質疑もありません。  この間、2月3日に市民病院の運営会議が、議案が2つぐらいあったんですかね、予算に関することでしたので、専門の方もみえますし、市民の代表とかいろんな方もみえますけれども、その議案について、誰も一言も質問も疑問もありません。そのまんま可決されました。また、運営審議会だとかそういったものもそうなんですけれども、逆に、くるくるバスのくるくるバス利用促進協議会にみんな来た。盛り上がったのは何か。乗ったことがねえと。乗ったことがない人が集まって、それで盛り上がってどうするの。これはいかがなものかと。これが本当に市長の言う、議論が交わされなのか。  そういう協議会とか審議会とか委員会では、質問しづらい雰囲気とか、聞いちゃいかんかなとか、いろんなことがあろうでしょうけれども、上手に持っていって、皆さん議論が。市長が司会運営をした青少年問題協議会だと、別に市政には関係ないもんで、青少年問題だもんで、市長が順番に聞いていくことによって、みんなの意見を拾うことができたんですね。ただ、執行部がちょっとまずいかなというようなやつに関しては振りませんので、誰も。怖い顔をしていまして、手を挙げるような雰囲気じゃない、あれは。そう考えると、これは見直さないと。委員をかえろとは言いません。事前に相談があったのかどうかというところまではわかりませんけれども、あの雰囲気で、こんなことを聞くなという、自然とオーラが出ているんですね。病院なんか、特にでしたね。私が質問しておこうかしらと思ったんですけれども、傍聴席でしたので。  そういうことを考えると、その辺を見直しをしてほしいと。それで、聞きやすい雰囲気か、事前にこういったことを聞いてもいいんだよというか、事前に聞いて、それを審議会なり運営会が聞くというふうにしなければ、市長の言う論議が交わされというふうにはなっていかないというふうに思いますので、内容によって、聞いてもらっちゃ困るようなこともあるかもしれませんですけれども、そういった雰囲気づくりということに関してどのように考えているかというのをお伺いします。 585 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 586 ◆議長(磯貝幸雄) 副市長。 587 ◆副市長(金原 功) 決して聞いてもらってほしくないというふうなことは事務局は思っておりませんので、本当に活発な意見を出していただきたいというように思っております。  議員おっしゃられたとおり、確かに意見が出ないだとか、出にくいということも、事務局も思っておる部分もございます。今、会議におきましても、事前に資料を送って、見ていただくような環境をつくったり、できるだけわかりやすい資料の説明をしたり、やっぱり雰囲気づくりにも努めておるところでございますし、最近は、先ほど質問者が言われた、委員長なり会長が委員さんに御意見を振るような、そういった進行も努めていただくようにはしておりますので、ぜひ活発な意見はしていただきたい。これからも、私のほうも、そういった雰囲気づくりには努めてまいりたいと思いますし、なお、市では、この3月27日に外部講師をお迎えしまして、職員と市民の方が一緒になって会議を円滑に運営する技術を学ぶ研修を開催してまいりますので、これからも市民の皆さんが意見をしやすい、そういった雰囲気づくりには努めてまいりますのでよろしくお願いします。 588 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 589 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 590 ◆4番(加藤厚雄) 件名1を終了しまして、件名2。次は、平成26年度の教育行政方針について質問させてもらいます。  総括なので、細かいことというよりも、市長の施政方針に対して、教育行政方針はタイトルがないよね。市長とまでは言わんけど、いろんなこと言われても、これをしたいという、かつんと何かないかなというふうに思うんですけれども、これを見ると、説明文とか理念になっているんです。一応、そのためにどうこうというのになっているんだけれども、そういったふうになったらいいかなという願望みたいなものであって、教育長とか教育委員会そのものはこうやって動いて、こうしてこれを引っ張るというふうじゃなくて、こうなったらいいなという願望が並んでおると。これは別に、25年度はこういうふうにしましたというふうに変えても何ら別に支障がないような文面が多いかなと思うんですよ。学校教育についてとか、社会教育についてありますけれども、あえて25年度と違って、26年度の明確な教育長のスローガンだとか、また、25年度にはなかったけれども26年度はこういう取り組みをするんだというようなのがあると思いますので、お伺いいたします。 591 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 592 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 593 ◆教育長(高松 透) 特に明確なスローガンは掲げておりません。強いて言うならば、第5次総合計画に掲げられております「人を育み活かす創造のまちづくり」というふうになるかというふうに思いますが。  これまでの教育行政方針とどこがどういうふうに変わってくるのかと、もっとしっかり変えよという御意見だというふうに思いますが、教育というのは、そうころころ変わるものではない。昔から言われている、知育、徳育、体育という、これが基本でありまして、それがころころ変わるものではないので、私としても、少しずつ変えて、私というか、教育委員会で変えていく方向を考えておりますが、そう極端にがらっと変わるようなものではないというふうに思っております。  以上です。 594 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 595 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 596 ◆4番(加藤厚雄) でも、教育行政方針ですので、方針というのは目指す方向ということなので、それが抽象論というか、教育そのものは変わらないというふうに言ってしまえばそうですし、私も教育そのものが普通であることが逆にすばらしいという部分もありますし、いじめも不登校もなくて、普通に学校生活が送れることが、逆のことから言えば、一番すごいというふうにも考えられますけれども、この行政方針の中の学校教育の中に、生きる力と豊かな人間性、これも誰かが数回聞いているんですけれども、あえて聞きますのでよろしくお願いします。 597 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 598 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 599 ◆教育長(高松 透) 生きる力と豊かな人間性とは何かということでしょうか。  これも先ほど申しました第5次総合計画に掲げられている方針でありまして、これが平成26年度の教育行政方針でもあります。文部科学省が示しております教育指導要領にもこれが一番の方針となっておりますので、これが私たちの求めているものではないかなというふうに思います。  生きる力とは何ぞやとか、そういうことでしょうか。      (「それは反問権だから、いいよ」という者あり) 600 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 601 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 602 ◆4番(加藤厚雄) 次に、1つ目ということの中に、体験的な活動を取り入れ云々とあります。私も、9月になるべく体験的な活動を来年度から入れて心の教育としてはどうかというのを提案したんですけれども、その後、具体的に、26年度の体験的な活動というのがあれば教えてください。 603 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 604 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 605 ◆教育長(高松 透) 心を教育するのに体験的な活動というのはとても有効で、いい活動だというふうに思いますので、これまでもいろいろやっておりました。例えば、美術館、水族館でもそうですし、それから芸文ホールでもそうですが、また、各学校でいろいろ考えて、子供たちによかれという活動は取り入れてやっておりますが、いい活動はいっぱいあるわけですけれども、限られた時間の中でやるということで、それを厳選して、精選してやっておるという現状でありますが、平成26年度は、新たな活動としまして、昨年芸文ホールで小学校の5年生を全部集めて音楽会をやっておりました。音楽を聞かせる音楽教室をやっておりました。26年度はそれをやめて、芸文ホールからすばらしいアーティスト、音楽家を各学校にアウトリーチといって、派遣して、各学校、全小学校でそれをやるという形の体験学習をやる予定をしております。  以上です。 606 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 607 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 608 ◆4番(加藤厚雄) あと、(4)になるんですけれども、これは何が聞きたいかということになると、教職員の指導力向上を図りますと。指導力向上を図るのもそうなんですけれども、これも私、6月の一般質問でさせてもらったんですけれども、教職員そのものが元気なのかと。きのうもきょうも出てきたんですけれども、体力づくり、何かこれ、子供の体力づくりなんだけど、子供の体力づくりの前に、教職員の精神と肉体の体力づくりのほうがまず先じゃないのかと。だから本当に、朝食って言いますけれども、教育長、きょうはしっかりと朝食を食べてきたんでしょうか。 609 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 610 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 611 ◆教育長(高松 透) 食べてまいりました。私、食べない日はないと思うんですけど。毎日食べてきています。 612 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 613 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 614 ◆4番(加藤厚雄) まず、教職員が、朝食を抜いてきょうも元気がないとかね。家庭とかいろんな経済的な問題で元気がないとかいうのが、一番、そこから始まるんじゃないかなというふうに思いますので、子供たちに言う前に、先に先生たちのアンケートをして、ちゃんと朝食をとっているかとか、先生そのものが9時や10時まで学校におって、帰ってくるのが午前様になるとか、朝食もぎりぎりに起きて出校するもので、朝食も食っていないみたいなね。朝食も食っていない先生が子供に体力づくり、朝食と言っても、ちょっとまずいんじゃないかなと思いますので、この教職員の指導力向上と言う前に、教職員の精神と肉体の体力づくりについてどう思うかという質問でよろしくお願いします。 615 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 616 ◆議長(磯貝幸雄) 教育長。 617 ◆教育長(高松 透) 質問者がおっしゃられるとおり、前も私はお話ししたと思いますが、教師こそ体が丈夫で心が健康でないと、相手が子供ですので、人間ですので、これはとても大事なことだというふうに思います。もちろん、朝食もしっかりとって、元気に気持ちよく学校に来てもらえるといいかなというふうに思っております。 618 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 619 ◆議長(磯貝幸雄) 4番。 620 ◆4番(加藤厚雄) これで最後なんですけれども、子供たちに生きる希望を、いろんなことがあるでしょうけれども、学校に行ったら生きる希望があるとか、友達に会うとか、先生に会うとか、そういった教職員になってくれるような指導というのをしてほしいかなというふうに思います。  去年の12月に、ちょっと余談で話をしますけれども、南アフリカ共和国の元大統領のマンデラ氏が亡くなりました。彼が27年と半年、牢獄におって、牢獄中に自分の母親が亡くなって、牢獄中に自分の奥さんが逮捕されて、牢獄中に自分の長男が交通事故で亡くなられたと。力も尽きたと。その中でマンデラ氏が自分の友人に送ったのが、もう何もなくなってしまったと。だけれども、希望だけが強力な私の武器だという手紙を送ったと。  やはり、学校に来て希望をもらえるような、そういった、まず教職員と教育長であってほしいなというのを要望して、私の総括質疑を終わります。 621 ◆議長(磯貝幸雄) 以上で、加藤厚雄議員の総括質疑を終わります。  これにて本日の総括質疑を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 622 ◆議長(磯貝幸雄) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  明日及び明後日は、市の休日につき休会いたします。  再開は3月3日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 3時 34分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成26年2月28日                   碧南市議会                     議 長  磯 貝 幸 雄                     議 員  大 竹 敦 子                     議 員  沓 名   宏 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...